ハニ受け2

□はじめての同室
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今度こそは逃さない。






ツアー中、滞在先のホテル。
弟に協力してもらって、半ば無理矢理彼との同室を叶えた。



「なん、で…シュアがいるの…?」



シャワー室から出てきたばかりのジョンハンは信じられないって顔で俺を見ている。
毎回同室を指名されてるドギョムには、シャワーを浴びてる間に別室へ移ってもらった。



俺の企みも知らず快く受け入れてくれるドギョムには申し訳ないけど、そろそろ俺との同室を避け続けるこの男に制裁を加えなくては。





あぁ、いつもそんな無防備な姿をドギョムに見せてるんだ。

バスタオルに下着一枚、まさか俺がいるとは思わずバスタオルでできる限りその白い肌を隠そうとはしてるけど…もう遅い。



「ドギョムに部屋を変わって貰ったんだ」


「なんで…?」


「ジョンハニに聞きたいことがあってさ。いつも、なんで僕との同室を避けるの?」


責めるようにジョンハンに近づくと、不安そうにたじろぐ。
普段メンバーやカメラの前では傲慢な態度を取る事が多い彼でも、俺と二人になると途端にしおらしくなる。

そこに優越感を感じるし、ジョンハンが俺を好きだって事も知ってる。
まぁ、俺も彼に対する独占欲が人一倍なのも事実だけど。



「そんな姿も平気で晒してるんだね」

ジョンハンは気不味そうに目を逸らす。
答えようとしないジョンハンに俺の苛立ちは募るばかりだった。

耐えかねて手首をつかむと、そのままベッドへ組み敷く。



「シュア…ッいやだっ」



逃れようと体をよじるジョンハンの両手首を制して、噛み付くようにキスをする。



「…んっ…ふ…」


首を傾けて口内を侵す度、ジョンハンの抵抗する力は徐々に弱まっていく。


時折漏れる吐息、上手く呼吸ができず苦しそうに歪む顔。
目尻に溜まった涙。すべてが俺の加虐心を掻き立てた。



「僕はお前に避けられて傷ついたよ。そんなに他のやつがいいの?」


肩で息をするジョンハンを見下ろすと、何か答えようと口を開く。
ゆっくりと呼吸を整えるのを待っていると、ジョンハンはギュッと俺の手を握った。


「…俺も同室になりたかったよ。でも断られるのが怖かった。シュアは俺の事どう思ってるかわからなかったから。だからいつも逃げて、断られる前に他の人誘って…」

「そんなの言い訳にならない」



同室になりたかった?
それで上手く嘘がつけたつもりかな。誤魔化そうとしてるなら尚更腹が立つ。


俺は繋がれた手を振り解くと、ジョンハンの腰を浮かせて下着を取り去る。


キスだけで勃ち上がり始めていたそこを隠そうとするジョンハンの両手を払い除けて、躊躇いなく口に含んだ。



「やっ…シュアッ……きたな…んっ」



突然の感覚に驚いたジョンハンが腰を揺らして止めようとする。
構わず舌を絡めると、少しずつ体の力が抜けていった。



「ぁあっ…だ、め……やぁっ」



先端で舌を小刻みに動かすと感じすぎたのか脚の力も抜けて行く。俺は更に深くそれを呑み込んだ。



「気持ちよさそうだね。これはお仕置きのはずなんだけど」



「ちが…ぁんっ……ゃっやめ…シュアッ……」



「それともお仕置きされて悦んでる?ジョンハニは淫乱なんだ」

意地悪を言って舌を動かす度に、ジョンハンはビクビクと震える。
懲らしめるように更に舌を激しく絡ませる。



「ッ…んぁっ…だめ…出る……ッ離して、離してぇ!」



震える手で、俺の髪を掴んで離そうとする。
先端を甘噛みしながら、音を立てて吸い上げるとドクッと口の中でジョンハンが震える。



「ふっ……あ、あぁぁっ!!」



ジョンハンは甘い声を上げながら呆気なく俺の口の中に放った。
その間も舌を添えて吸い付くと、ヒクヒクと何度か体をふるわせるから、その度に俺はすべてを呑み込んだ。



「……は…なん、で…」



俺が呑み込んだのを見て、ジョンハンは泣きそうな顔をしてる。
口端から溢れた液を指先で拭う。


「すごい量だね。ドギョムにはしてもらってないの?」


「そんな事するわけ無いだろッ」


「どうだろうね」
 

ジョンハンの入り口まで伝っていた俺の唾液と蜜を指に絡ませて、解すようにそこを擦る。



何をされるか勘付いたジョンハンは逃げようとするけど、すでに弛緩しきった手足は俺が思うように動いた。



「やだ……ジョシュア…」



声を震わせて訴えて来るジョンハンを無視して脚を左右に開かせると、指を沈める。


途端にきつく絡みついてきて、眉根を寄せたジョンハンは、ビクンッと体を振るわせて感覚に耐えようとする。



「ふ、ぅ…ッ」


上手く息を吐きながら縋り付くようにシーツを掴んでいる。
指の腹で膨らんだ所を擦ると体がビクビク震え出した。



「あっあっ…そこ、だめっ」


「…ここ?」


収縮を繰り返して、俺の指を飲み込んで行く。
クチュクチュと音が出るほど出し入れを繰り返すと、その動きに合わせて甘い声を上げた。


「はぁっ…あ、あ、あっ」



同じ場所を何度も擦ると、堪らないのか膝がガクガクと揺れ始める。


その様子に俺も耐え切れなくなって、指の代わりに俺をあてがった。


ジョンハンも気づいて、体を震わせたまま目を見開いている。


「やだ……」


「挿れるよ。力抜いて」


「…あっ…待っ……ッッ!!」



返事を聞く前にジョンハンに覆い被さると、ゆっくりと中へと押し進めた。


両手で俺を押し返そうとしてるけど、もはや力の出ない手ではささやかな抵抗だった。


ジョンハンの意思に反して慣らされたそこはどんどん僕を呑み込んでいく。



「ふぁぁっ」



その感覚に、縋るように俺の背中に手を回して耐えるジョンハン。

体が密着する事で俺もジョンハンの最奥に辿り着いた。



「ジョンハナ」



耳元で甘く囁くと、中の俺をキュッと締め付ける。

抵抗を諦めたのか健気に耐える姿が愛しくて、後頭部を撫でるとトロッと虚ろな目で俺を見つめてくる。


そのまま体を揺らすと、再び甘い声をあげ始める。


ぬるぬるに蕩けたジョンハンの中は、熱くて、狭くて、俺に程よく馴染む。
狭い中を引き抜いて、中へ入っていく度に中で蕩けた蜜がいやらしい音を立てて溢れていった。




「ああっシュア、や…ぁっ」



腹部を擦り付けているジョンハンを扱くと腰を揺らして左右に首を振る。


中の絡みつきが激しくなってジョンハンの限界が近くなった。




「ふぅ、んっ…はぁ、ぁっ」



最奥を激しく突いて、促すように指で先端小刻みに擦ると、ジョンハンは体を仰け反らせて俺の手の中に放った。



同時に絞られて、俺もジョンハンの中に注ぎ込む。



ヒクつく度にジョンハンを搾り取り、俺も最後の一滴まで出し尽くしてゆっくりと引き抜いた。



力無いジョンハンを抱き寄せると余韻のままに唇を塞いだ。まだ体を震わせるジョンハンは抵抗無しに俺を受け入れる。




「……シュアは俺の事、好きなの?」


期待と不安で揺れる瞳と目が合う。
今は答えてやらない。俺の事を散々傷つけてきたお前には。




その代わり、

俺無しではいられない体にしてあげる。


俺無しでは生きられない様にしてあげる。
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