ハニ受け3

□熱病
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「…ひぃ、っ!!! …っん、んぁ、」

「…こら、まだおわんねーぞ?」

「っ…!!ふ、ぁあっ………!!」


何度目かわからない吐精の余韻に浸らせる間も与えずに、

力尽きて動かない脚を抱え込み、
俺の肩に踵を掛け直して、ハニの奥へまた入り込んでは、

普段聞けないハニの喘ぐ声に聴き入る。



「ほら、頑張れ」

「ぁああっ………や、ぁっ!!!」



まだツアーも残っているとゆうのに結局耐えられないのは、お互い様だった。

呼び出したら文句も言わずに、すぐさま俺の元へやってきたハニ。

何も言わせないまま手を引いてその身体をベッドに投げ飛ばす俺。

余裕なく、脱がせ合いながらそこら中口付けて、
力ずくで解して強引に押し開いて分け入った、熱いハニの中。


貫いたハニの後孔から、爛れ落ちる白い欲情。
それさえ何度でも絡み合えば、潤滑剤に変わる。


「な、…で」

「…?」



腰を揺さぶってもっと泣かせようとしていたのに、何か途切れ途切れに呟くハニの言葉が気になった。



「な、…でおこっ、てるの、」

「あ?」



ーーー怒ってる?俺が?



「ひ、ぁああっ、……!」

「なんで、そう思う?」

「ぁあっ、そ、こ、!!や、ぁ!」

「どうして俺が怒ると思う?」

「…?す、んちょ、ら?」

「…ざけんな、少しは自覚しろよ」



更に奥までえぐるように突き入れれば、
解れきった肉壁は拒むどころか俺自身を受け入れ、飲み込もうとさえしてくる。




「ま、って、うご、かなっ、でっ、!!!」

「…体の方が、正直だな」



叫んで懇願されても、もう遅い。

涙を流されてやめてと言われても、聞いてやれない。

もっと啼かせたい、喘がせたいーーー

律動を繰り返せばまたすぐ腰に熱が集まる。

激しく打ち込んで、吐き出した白濁はハニの腹の上に落ちていく。

抱え上げていた脚の太腿が汗ばんだ腹につくくらい折り曲げさせて、押さえつけた。

何度も達したハニの身体は抵抗する気も起きないのか、少し呻いて、未だに息を整えているだけだった。

ーーーハニが気を緩めたその隙に、

脚の付け根の奥に、顔を埋めた。



「…っぁ、あっ、まっ、!!んん、ぅ!!」



噛み付いて、吸って、無防備な身体に残す。

俺だけが抱いていると示す、痛々しいほど赤黒い、歯型の証ーーー

左手で、涙を零しながら痙攣するハニ自身を包んで擦る。


「ぁあっ、やぁぁっ…」


張り詰めた熱いハニ自身の先端から、小さく音を立てて精液が散る。

鬱血したそこをひと舐めして、ようやく俺の欲が満たされ始めた。



ーーーやっとこの手にハニを抱けた。
痕を残すまで、何度も。


ーーーー自分でもつくづく、思考回路が子供だと思う。

ジョシュアのインスタを見て頭に血が上ったまま、一旦日本から帰ってくるまで耐えてたなんて。


「…も、や、めて、」

「やめていいのか?」


ーーー俺の一言に、ピク、と体が動いて青ざめていく顔。


「あ、…」

「ーーーやめてもいいけど、もうこれから先、抱かないぞ?」


朦朧とした意識のハニにそれを言えば、

返ってくる答えを俺は知ってる。



「…や、だ、やだっいやだ、!おねが、い、すんちょら、っ…!!!」



汗と涙で虚ろな目をしたハニにお願いされて、また芽生える加虐心。



「…意識、飛ぶなよ?」

「っ、ぁあ!!ぁ、んんっーーー…」




互いの体液が混ざり合ってもまだ、ずっと溶け合っていたい。

もうどれがどっちのものなのかわからなくなるまで、

例え一つに成り得なくても、一つになれるまでーーー
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