青エク オリジナル過去編


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『やってやる。
たとえ、周りが、誰一人やれないと、諦めさせようとしてもな!』




 随分変な事言ったな自分。

 その言葉のあと........。

 悲惨だった

 メフィストは、燐がサタンをぶん殴ると宣言したときと同じくらいに、笑いだした。

 その笑いを止めようとしたが、3歳の子供に止めれる筈もない。

 私は、早々に諦めて、メフィストに渡された本を見定めはじめた。

 本は教科書関係やら祓魔師関係、はたまた、医療の専門書など、様々な本が無造作に積み重ねられていた。

 千冊近くある本を仕分けるのに、骨が折れるだろうと、覚悟していたが、時計の短い針は、数字を2つ進んだだけだった。

メフィスト「素晴らしいものですね。その集中力。
   目に余るものを感じさせます。」

 きゅるきゅる〜

 いつの間にか笑いの止まったメフィストの言うように、集中していたのだろうか、終わった途端に、お腹がなった。

 いや、音可愛すぎない!?

 なんか、恥ずかしいぞ///ッ!?

メフィスト「あお、お腹空いたんですか?
   まぁ、いいでしょう。
   頭を使ったのなら、糖分をとりましょうか。
   1(アインス)2(ツヴァイ)3(ドライ)♪」

 パチンッ

 メフィストの指の音と共にでてきたのは、キラキラ輝くキレイなフルーツが乗せられたスイーツ。

 今は、一休みしよう。

 食べたら、直ぐに始めなければ。雪男は、7歳から訓練初めて、13歳で祓魔師だ。

 雪男は元から、頭がいいんだ。

 凡人以下の私は、君以上に頑張んないと、追い付けないだろうね。

 甘くて美味しいスイーツが、私の疲れを癒してくれる。

メフィスト「さぁ、あお、そろそろ始めますよ。地獄を。」

 地獄?

 燐や雪男、塾の皆の危険を少しでも減らせるなら、どんな地獄でも見てやる。



 ギィイ




 さぁ、開いたよ。地獄への門が…早く中にお入り。





















 バタン
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