青エク オリジナル過去編


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ーある日ー

 いつも通り訓練所に行くと、藤本さんが、同い年位の男の子を連れて来ていた。

 あれ、あの子って......

『おはようございます。藤本さん。』

藤「おはようさん!今日から、こいつも一緒に訓練する。
  泣き虫だし、弱虫だが、俺の息子だ。仲良くしてくれ。」

『はい。おはようございます。白夜 蒼碧といいます。これからよろしくお願いします。』

?「お、奥村 雪男です。よろしくお願いします。」

 やっぱり、雪男だったんだ!!

 わぁ、めっちゃ可愛い♪

藤「なに、9歳の餓鬼同士が敬語使って話してやがる。」

 そう。

 藤本さんが言うように、僕達は9歳になっていた。

藤「もうちょっと友達みたいにしろよ;」

 友達か。

 悪魔のあの2匹しか友達のいなかった僕には、くすぐったい言葉だ。

雪「ちょっと; 会ってそうそうに友達って、無理があるよ神父さん!」

『雪男くん、僕と友達は嫌?』

雪「嫌じゃないよ。でm『だったら』?」

『友達なろうよ♪僕のことは、蒼碧でいい!!』

雪「蒼碧さんですか?」

『違う。呼び捨てがいい!!あと敬語ナシ!!』

雪「蒼碧....;?」

『うん!』

雪「よろしく、蒼碧。僕のことも呼び捨てでかまわないよ。」

『わかった。じゃあ、よろしく、雪男!!(ニッコリ』

 雪男に呼び捨てで名前呼んでもらえた♪

 友達が出来たことに、嬉しさが溢れ出し、蒼碧の笑顔がこぼれた。

 藤本は、そんな風に笑う彼女を見たことがなかったので、不覚にも、可愛いと思ってしまっていた。

 雪男は、そんな花みたいに笑う彼女が、自分と同じ祓魔師を目指している。

 という事実に驚いていた。

 それから、2人は、訓練の時はライバル。

 それ以外の時は、親友と呼びあえる程にまで、仲良くなった。








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