携帯獣 黒と白

□第十二話
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サトシ「ついにシッポウシティに着いたぜ!!」

漸くシッポウシティに着いた俺達

ピカチュウ[着いたぁ!]

アイリス「うわぁ 倉庫がいっぱい」

周りには

オブジェやカラフルな倉庫など

沢山あった

デント「この街はね使っていない倉庫を
   芸術家に解放していることから
   芸術の街と呼ばれているんだよ」

貴「カラフルすぎて目がちかちかする」

薬のおかげで

寒気もなくなった俺は

紅蓮から降りていた

デント「ははは・・・υ」

アイリス「ホント!!確かに芸術の街って感じ」

デント「そして 
   またオシャレ度も高いところから
   憧れの街とも呼ばれている」

へぇ〜

よくしってんなぁ〜

サトシ「芸術の街だろうが
  憧れの街だろうが関係ないぜ!

  俺の目的はただ一つ!!」

貴「ふかふかのベッドでの睡眠」

サトシ「そうふかふかのベッドで・・・

  ってちがーう!!!

  俺の目的はジム戦!
  アオもバトルするんだろ?」

結構いいノリしてんじゃん

貴「まあな でも 寝たい」

一先ず一山越えたんだから

ふかふかのベッドで寝ようよ

な?

なんて言っても

サトシはバトルオタクだから

言っても聞いてくれないだろうけどな

デント「シッポウジムなら
   この街の博物館にあるよ」

サト「へぇー
  博物館にジムがあるなんて珍しいなぁ!!
  早速行こう!!」

そして

駆けて行くサトシに付いて行くように

俺達はジムのある博物館に向かった

向かったのが・・・

サ・ア・デ「「「えぇ〜!!?」」」

目の前には鍵の閉められた博物館

アイリス「何で閉まってるの!?」

サトシ「シッポウジムにチャレンジしに来たんです!
  誰かいませんかー?」

そういや

そうだったな

閉まってるんだった

俺は途中で買ったクレープを食べながら

サトシ達を後ろから眺めていた

時々紅蓮にも分けてあげたりしてるけど

体が大きい分口も大きいわけで

一口で全部食べられそうだ

 ドンドン

サトシ「すいませーん!」

ドアを叩いて反応を待つが待っても反応はなく

仕舞いにはドアノブをガチャガチャしだした

そこで何かに気付いたデントは

入り口横のポスターに近づく

デント「このポスターは?」

アイリス「秘宝展?」

デント「日付を見ると・・・今日からだ
   それなのに閉まってるなんて
   おかしいな」

それを聞いて再びドアを叩き始めるサトシ

もう一度反応を待つが何もなく

サトシが落胆していると

博物館の中から悲鳴が聞こえた

実際悲鳴って言うより

ポケモンの叫び声って気がしたけどな・・・

旅を続ける俺達はジム戦にチャレンジするため

シッポウジムのある博物館へと

やってきた

しかし

皆で悲鳴について考えていると

いきなり凄い勢いでドアが開き

男の人が倒れてきた

この博物館の副館長のキダチさんだ

デント「あの 大丈夫ですか?」

デントが声を掛けると

キダチさんは怯えながら博物館の中を指差した

しかし

キダチさんが指差す先には何もない

ただ

博物館の廊下があるだけだった

アイリス「廊下がどうかしたんですか?」

キダチ「そうじゃなくて!
   カブトの化石に
   追い掛けられたんです!」

サトシ「カブトの化石に」

アイリス「追い掛けられた?」

デント「何もいませんが・・・」

キダチさんと共に立ち上がったデントが

確認するように

キダチさんが指差した方を向くが

当然何もない

キダチ「でもいたんです!!」

不思議がるデント達に訴えかけるキダチさん

貴「まあ 取り敢えず
  落ち着いた方がいいですよ
  はい」

緊張した時とか怖い思いしたときって

めっちゃ喉乾くもんな

そう思って水を渡せば

ごくごくと飲み干した

キダチ「ふ〜 ありがとうございます」

キダチさんが落ち着いたところで

サトシの案で博物館の中に入ることにした

ピカチュウが走って行き

カブトの化石を見つけた

デント「カブトの化石ならここにありますよ」

廊下の壁に隠れるようにいるキダチさんは

何故か俺の腕にしがみついている

俺の横にいる紅蓮はそんなキダチさんを

呆れた目で見ている

デントに声を掛けられて

廊下から部屋の中に入ろうとするも

キダチさんは部屋に入ろうとしない

キダチ「そんなぁ
   さっきは確かに僕を追いかけて・・・」

デント「何があったのか
   詳しく聞かせてもらえますか?」

キダチ「は はい・・・」

中で話すのもなんだから

という事で

外のカフェスペースの様な所に行く事になった







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