携帯獣 黒と白

□第十四話
3ページ/3ページ


その夜

サトシ達はまだトレーニングを続け

俺はPCに戻って来ていた

ベッドにダイブをして寝っ転がると

紅蓮も人型になって俺の隣にダイブしてきた

俺は皆と別の部屋を取っていて

ベッドもキングサイズの所を借りてるから

二人で寝ても余裕があるぐらいだ

まあ

プラス料金が発生するけどな

でもほとんど金使わないから

全然問題ないから

大丈夫だろ

貴「づかれだ〜」

全力で疲労を表現すると

紅蓮に鼻で笑われた

クソッ

紅蓮以外はPCで回復をお願いして

預かってもらってる

紅蓮も久々に疲れたのか

ベッドに潜ると俺を抱き枕にして

寝始めてしまった

俺も紅蓮の体温が気持ちよくて

そのまま寝てしまった





次の日

起きて皆と合流すると

シッポウジムに向かった

朝からバトルってなんだよ・・・

皆がバトルフィールドに向かうと

俺はアロエさんに許可を取って

昨日の続きの読書を始めた

皆もPCから返してもらっているから

昨日同様至れり尽くせり状態だった

そして

読んでいた本をボルトに渡して

次の本を貰おうとしたら

ボルトが本を持ってきていなかった

ボルト[あの・・・アオさん 
   全部読み終わりました]

器用に糸を使って本を戻してくると

ボルトにそう言われた

まさかのですか・・・

読み終わりたいと思って

速読の速読を使って読んでたからかな?

その後のんびりと

紅蓮と狼牙のモフモフと

蒼穹のフワフワと

ボルトの電気マッサージを受けていると

サトシ達が戻って来た

マッサージのおかげで体が軽くなった俺は

紅蓮以外ボールに戻した

アロエ「どのくらい読んだんだい?」

貴「全部読み終わったらしいです」

サトシ「らしい?」

貴「ボルトたちが本を取って来てくれていたんだ
  だから いろんな時間が短縮されてね」

キダチ「でも この膨大な量をこの2日間で
   読み終わってしまうなんて」

貴「速読使ってたんで」

アロエ「それでも凄いよ」

アイリス「アオって色々凄いわよね」

デント「うん High specの持ち主だね」

その後アロエさん達と別れ

PCに向かった

ジョ「それじゃ ポケモンのタマゴをお返ししますね」

サトシ「ありがとうございます、ジョーイさん」

貴「ありがとうございます」

俺とサトシのタマゴの健康診断が終わり

手元に再び戻って来た

ジョ「タマゴの健康診断もしておきましたよ
  順調に育ってるわ サトシ君のタマゴは
  きっともうすぐ孵るはずよ
  アオ君のタマゴは
  もう少し掛かるみたいだけど」

サトシ「ホントですか!?」

へ〜

サトシのはもう孵るんだな

俺のはもう少しか

まあ

気長に待ちますか

ジョ「えぇ これからも大事に育てて下さいね」

サトシ「はい!!」

貴「えぇ」

PCから出ると

デント「ジムのある街で1番近いのは
   ヒウンシティだね」

アイリス「ヒウンジムか
もちろんチャレンジするよね?」

サトシ「あぁ!!この調子で3個目のバッジもゲットだぜ!!」

貴「俺は負けなしで行ける様にしますかね?」

嫌味の様にサトシに笑いながら言うと

殴り掛かって来たが

それを避けていると

アイリス達が笑い始めた

俺の周りはいつも笑顔であふれている





アロエとのリベンジバトルに

見事勝利したサトシ

新しい技を覚えたミジュマル

ポカブ達と共に

次の目的地

ヒウンシティへと旅立つのであった







次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ