携帯獣 黒と白

□第十一話
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ポケモンマスターを目指すサトシと

俺達一行は

2個目のバッジゲットの為

シッポウジムのある

シッポウシティへ向けて

旅を続けていた

紅蓮[なあ なんか
   嫌な予感がする]

いきなり

紅蓮が俺のパーカーのフードを

引っ張りながら言うから

首が少し締まったが

紅蓮の言う“嫌な予感”は

よく当たるから紅蓮の横に

いることにした

狼牙は今日は眠いから

と言ってボールの中で

眠っている

サトシ「なあなあ あの川の水
   飲めるかな?」

サトシがいきなり

俺の腕を引っ張って

川の近くに連れて行く

これってさ

川に落ちる

とかのフラグじゃねえの?

そう考えながらも

渋々付いて行っていると

?「ちょっとちょっとー!」

と誰かを呼ぶ声が聞こえた

まあ

この道歩いてるのは

俺達だけだから

俺達に掛けられた声

なんだろうけどな

俺達は振り返って

声の主を確かめようとした

金髪の頭に

緑色のベレー帽を被っていて

大きくハネた触覚のような毛が

印象的で

オレンジ色のベストと

カラータイツを身につけ

白いロングスカートを

履いている女の子

まあ

ベルだよな

あれ?

ベルが登場するときって・・・

嫌だ!

俺濡れたくねぇんだけど

俺が慌ててサトシから

腕を放そうとしようとしたが

ベルが石を踏んで滑ったことに

驚いたのと

向かって来たことに対して

サトシの手の力が強まり

抜け出せなかった

結果

 ドンッ

からの

 ボッチャーン

紅蓮が走って来て

俺の腕を取ろう

としたのが見えたけど

俺の腕がつかまれる事はなかった

俺はアオの腕を噛みついてでも

捕まえようとしたが

サトシの道連れになって

落ちてしまった

しかし

口には何かを

噛んでる感覚があって

よく見ればデントのカバンを

捕まえていた

仕方ないから

そのまま地面まで連れて行った

デント「ありがとう 紅蓮」

とお礼を言われたけど無視して

アオを川の中から

サトシの下敷きに

されているアオを

サトシをブッ飛ばしてから出した

貴「ありがとうな」

漸く川の中から出られたと思ったら

もう服がビショビショだった

デント「火を用意するから
   服脱いで乾かしなよ」

俺が服をパタパタして

乾かそうとしているのを見た

デントが言って来たけど

脱げるわけないだろ!

と言えるわけもなく

蒼穹にお願いして「風起こし」の

弱いやつで乾かしてもらいながら

ベル達の話を聞いていた

アイリス「脱げば早く乾くのに」

俺が火にあたって温まりながら

サトシはパンツ一丁になって

火にあたっていた

紅蓮が余計遠くに飛ばしたから

余計に濡れたんだろうな

ベル「ごめんなさいごめんなさい
  ホンットにごめんなさい!!
  ごめんなさいったら
  ごめんなさい」

貴「も もういいから・・・」

もう謝ってるのか

分かんなくなってきたから

苦笑いしながら

言えば

俺達から離れた所にいる

アイリスがベルに声を掛けた

アイリス「で 貴方は何者なの?」

ベル「実はそこのサトシ君に
   用があったの」

サトシ「ん?」

ベル「ねぇねぇ!
  これ見てこれ見て!!」

パンツ一丁のサトシに近付いて

ライブキャスターを見せる







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