携帯獣 黒と白

□第十一話
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ベルはパンツ一丁のサトシに

近づくとライブキャスターの

電源を入れた

サトシ「アララギ博士!」

サトシがそう言ったから

ライブキャスターの画面には

アララギ博士が映ってる事が

容易に想像できる

アラ【はぁ〜い サトシ君元気?
   ジム戦は順調にいってる?】

サトシ「はい!!
  バッジ1個ゲットしました」

アラ【さっすがねぇ〜
   アオ君とは会わなかった?】

貴「サトシと一緒に旅してますよ」

アラ【あらら 一緒だったのね
   どう イッシュ地方は?】

貴「楽しいですよ」

紅蓮との二人旅のほうが

楽しい様な気もするけどな

アラ【あらら 要件を
   忘れる所だったわ
   サトシ君 そのバッジの
   事なんだけど】

サトシ「お?」

アラ【ごめんね
   バッジケースを渡し忘れてたの
   受け取ってね
   ベルに預け(プツンッ】

アララギ博士が話してる途中だった

にも関わらず

ベルはライブキャスターの

電源を切った

ベル「ベルってあたし
  よろしくね!」

アイリス「あたしはアイリス!」

デント「僕はデント
   ポケモンソムリエだ」

貴「俺はアオ」

ベル「じゃあ早速
  バッジケースを・・・」

ベルはカバンを漁り始めた

確かベルのカバンって

すっごい汚ねぇんだよな

だから

チラーミィを・・・・・・

って今回

そのチラーミィを

捕まえんのか

その間に

漸く服が乾いたので

蒼穹にお礼を言って

ボールに戻した

サトシの服も乾いて

火も自然と消えた

サトシ「あの・・・
   バッジケースは」

ベル「あ!あったぁ!」

サトシが尋ねると

丁度のタイミングで

ベルがカバンの中から

埃まみれのバッジケースを

取り出した

アイリス「埃だらけじゃない!!」

アイリスが突っ込むと

息をフゥ〜と吹きかけて

埃を払った

それだけで“よし”と言って

渡すあたり俺はベルと

一緒にいれないと思う

俺意外と綺麗好きだから

サトシ「サンキュー
   バッジケース ゲットだぜ!!」

ピカチュウ[ゲットだぜ!]

いつも通りに決めポーズをする

サトシとピカチュウ

そのポーズって

やる意味あるのか

いつも気になるんだよな

決めポーズを取った後

ケースにバッジを入れ始める

サトシ「早く8個集めたいなぁ」

アイリス「やる気満々ね!!」

デント「次のジムのある
   シッポウシティも
   近いからね」

貴「やっと着くのか」

言いながら

ポケモンの気配を感じた

デント「寄り道沢山したからね」

紅蓮も感じたのか

周りを警戒するように

見渡していた

ベル「ふぅ〜ん バッジ1個なんだ
  ちょっと見せて!!」

サトシ「んあぁ いいけど・・・
  はい」

サトシがベルに渡すと

ベルの手の上からなくなる

サトシのバッジケース

俺と紅蓮はちゃんと目で追っていた

貴「あっち行っちまうぞ」

デント「え?」

俺が逃げて行くチラーミィを

指差しながら言えば

サトシも気付いて声を上げた

サトシとピカチュウが追い始めた

それに続く様に

俺達も付いて行った

正直めんどくさいけどな

後を付いて行ってれば

いつの間にか

周りに誰もいなかった

これって迷ったパターンだよな

紅蓮[お前 自分が方向音痴だ
   ってこと忘れてたろ]

貴「おう!」

いい笑顔で言えば

めっちゃ呆れられた

なんでだろ一緒に

走ってたはずなのにな

?[ミィ―――――――!!!!]

考えてればポケモンの声がした

この声はチラーミィ君かな?

次は迷わない様にと

紅蓮に乗って皆の元に向かった

丁度ミジュマルがチラーミィと

対戦をしていた

途中でベルが口を挟んだせいで

チラーミィを見失い「くすぐる」で

隙だらけになり

そしてその後

「往復ビンタ」を受けて

ミジュマルは倒れた

ベル「もぉ〜 あと一歩だったのに」

アイリス「「くすぐる」で隙だらけの所に
   「往復ビンタ」ね」

デント「ん〜 あのチラーミィ
   豊潤な熟成の香りすら漂う
   バトルをするねぇ」

貴「どうなってんの?」

デント「うわっ!!?」

え?

そんな驚くことか?

アイリス「アオ! 
   どこ行ってたのよ!
   いっつも最後に居るから
   付いて来てると思ったら
   いつの間にかいなくなって!」

貴「わりぃ」

アイリスが父さんに見えてきた

迷ったってあえて言わないのは

恥ずいからだな

それ以外ないだろ

貴「で サトシ負けたの?」

デント「まあ・・・υ」

言葉を濁すデント

まあ いっか

チラーミィは

サトシのバッジケースを

口ン中に入れると

どっかに行ってしまった







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