携帯獣 黒と白

□第十三話
3ページ/4ページ


アロエ「お疲れさんミルホッグ
  さあ 行っておいで ハーデリア!!」

再び出て来たハーデリアは既に

かなりダメージを負っていた

貴「狼牙 À vous(君の出番だ)」

アロエ「ハーデリア「シャドーボール」」

貴「狼牙「シャドーボール」で
  打ち消すんだ」

お互いの「シャドーボール」が

バトルフィールドでぶつかり合い

お互いには届いてない

アロエ「「ギガインパクト」」

「ギガインパクト」を繰り出してくる

貴「狼牙「あなをほる」」

「ギガインパクト」で近付くハーデリアを

地中に潜ることで躱し

動きが鈍くなっている所を

地中から飛び出し攻撃をし

ハーデリアはぶっ飛び

戦闘不能になった

狼牙[おじちゃん ミーと戦ってくれて
   ありがとうなのね!]

キダチ「ヨーテリー戦闘不能ゾロアの勝ち
   よって勝者
   チャレンジャーアオの勝ちです」

貴「お疲れ様 狼牙」

狼牙[ママ!ミーまた勝ったのね!]

飛び付いて来る狼牙を抱き留め

撫でてやる

アロエ「あんたとのバトル 楽しかったよ
   ポケモンからの信頼感は勿論
   優しさが滲み出てたよ」

キダチ「アオ君のポケモンは
   よく育てられてますね

   あんなに素早いポケモン始めてみましたよ」

アロエ「さあ これがベーシックバッジだよ

   これからもポケモン達に信頼されて
   優しさのある戦いをしていきな」

俺はベーシックバッジを受け取り頭を下げた

その下げた頭をポンポンと撫でられ

気が付いたら振り払っていた

アロエ「・・・ああ すまない
   嫌だったかい?」

貴「いえ 俺こそすみません」

アロエさん達が気まずそうにする中

俺はさっさと外に出て行った

サトシ「アオ どうしたんだ?」

デント「さあ?」

アロエ「あの子 闇を抱えてるかもしれないねぇ
  ソムリエ坊や達であの子のこと
  助けてあげるんだよ」





俺は先に外に出て紅蓮をボールから

出してあげていた

ボールの中から聞いていた音と俺の表情で

何かあったという事が分かった紅蓮は

俺の隣に黙って座っていた

暫くするとサトシ達も出て来て

PCに向かった

サトシ「はぁ〜・・・」

PCに着きポケモン達を預けると

サトシはタマゴを抱えて珍しく落ち込んでいた

アイリス「な〜んからしくないなぁ
   珍しくへこんでるじゃない」

サトシ「そりゃへこむよ・・・
   今日のバトル 全然いいとこなかったんだもん」

デント「最初の「吠える」が痛かったね・・・」

サトシ「あぁ でさ「黒い眼差し」で逃げられなくなって
   その後 オレが上手く作戦をたてられなかったんだ」

アイリス「バトル開始からいきなり交代させられたら
   ビックリして対応できないよね・・・」

デント「課題は多いなぁ サトシ自身がアロエさんや
   アオみたいにどんな状況でも
   対応できるようにならなきゃいけないよね」

サトシ「だよなあ〜 なあ アオはどうして
  対応できたんだ?」

貴「俺か?俺は単純に「吠える」で出て来たのが
   紅蓮だったからかもしれないな」

サトシ「もし 紅蓮じゃなかったら?」

貴「ん〜 さあな その状況にいないと
  分かんないな

  サトシはサトシの対策があるだろ?」

サトシ「俺には俺の・・・」

デント「サトシのポケモン達のパワーとスピードも
   鍛えた方がいいと思うな
   じゃないと今のポカブとミジュマルじゃ
   あの2体にはとても追いつけない」

アイリス「早い話 決定力不足なのよ」

サトシ「ん〜・・・あぁー!!

  わかってるよ!!このまま終われるもんか!!

  アロエさんがどんなバトルを仕掛けてくるかわかった
  今日の負けは無駄にしない!!」

その時PCの放送で回復が終わったことを

知らせる音楽が鳴った

ジョーイ「お待たせしました」

ミジュマルたちと一緒に乗せられている狼牙は

俺を見つけるとミジュマルを踏み台にして

飛んで来た

ミジュマルとポカブはやる気満々だった

ミジュマルは狼牙にやられたことに

怒ってるみたいだったけど・・・υ

アイリス「ポカブもミジュマルも
   やる気満々って感じ!!」

サトシ「お前達も悔しいんだな!!
   ようし!!
   皆でパワーアップしてもう一度
   アロエさんにチャレンジするぞ!!」

その様子を見ていたジョーイさんが微笑んで

ジョーイ「特訓するならポケモンバトルクラブに
   行ってみたらどうかしら」

と提案してきた

サトシ「バトルクラブ? あそこ 特訓にも使えるんだ」

アイリス「それにバトルの事なら専門だもんね」

デント「特訓の為の相談にものってもらえるよ」

ジョーイ「あのドン・ジョージさんなら
   アロエさん攻略のヒントを
   教えてくれるかもしれないわよ」

タブンネ[そうだよ〜]

まあタブンネの鳴き声のせいで

信憑性が失われそうになったけどな







次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ