○○の時間

□LRの時間
2ページ/7ページ

しかしその瞬間ロブロさんは走り出し


僕のいる方と逆の方からビッチの首に親指を立てて背後に回った


お〜早いね〜


ビッチの元から離れて烏の所に行きながら感心していた


背後に回ったロブロさんはビッチの腕を捻り上げていた


流石本物の殺し屋って所かな


ロブ「相性の良し悪しは誰にでもある こここそがお前にとってLとRじゃないのかね?」


授業聞いてたんならその後言った事も聞いてたはずだよね?


殺せ「半分正しく半分は違いますね〜」


いつの間にか戻って来ていた殺センセーがビッチの鼻とロブロさんの額を抑えて


二人を引き離した


烏間「何しに来た ウルトラクイズ」


ウルトラクイズww


まあ殺センセーの皮膚が半分朱色で半分紫で額に〇と×がついてたらそうなるのか


殺せ「酷い呼び方ですね〜いい加減殺センセーと呼んで下さい 鷲塚君も」


紅蓮「え〜この間呼んだじゃん 

紅蓮「 “女子生徒に夜這いを仕掛けるいやらしい殺センセー”って」


殺せ「にゅや!またそれを言いますか!?」


ロブ「お前が・・・・・・」


殺せ「確かに 彼女は暗殺者としておそるるに足りません クソです」


言いすぎだろ


イリ「誰がクソだ!」


殺せ「ですが、彼女という暗殺者こそこの教室に適任です

   殺し比べてみればわかりますよ〜

   どちらが優れた暗殺者か 二人の勝負です」


紅蓮「ねぇ烏〜 あのイカ殺せないのにどうやって勝負すると思う?」


烏間「・・・わからん・・・だがなんとなくだがここから離れた方がいいような気がする」


紅蓮「それね〜」


烏と一緒に殺センセーたちを背にして歩き出そうとしたら目の前が真っ暗になった


殺せ「まだ帰らせませんよ ルールを説明してないので

   ルールは簡単 烏間先生を先に殺した方が勝ち」


烏間「おい待て!なんで俺が犠牲者にされるんだ」


紅蓮「ホントに殺すわけじゃないんでしょ?どうせ対先生ナイフを当てたらいい

紅蓮「みたいな感じじゃないの〜?」


殺せ「流石鷲塚さん それに私じゃ誰も殺せないですからね

   期間は明日1日」


二人に対先生ナイフを渡して話すと


ロブ「なるほど 要するに模擬暗殺か 良いだろう余興としては面白そうだ」


ナイフをブヨンとさせると帰って行ってしまった


烏間「勝手にしろ 紅蓮帰るぞ」


あれ?


今日は烏が出て行く日じゃなかったの?


紅蓮「どこに帰るの?烏は」


烏間「・・・・・・・・・・・・」


無言を貫いてしまった烏


まだ見つかってないんだね


〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪


スマホにmailの着信


―*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−

 紅蓮様警察の方に動きがありました

 家宅捜索を行うようです

 日時は未定ですが

 烏間様には早々に退却をお願いした方が

 よろしいかと思われます

            OAO

―*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−


差出人は今度明かしてあげよう


一先ずは今日の内に烏に荷物を纏めさせないとね


烏間「ん?どうかしたのか?」


紅蓮「いや、今日までだからね〜」


一先ず僕の方で烏の次の転居先探すか


家宅捜索されて困るものはないからね


僕は絶対に捕まらないよ


―――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――

―――――――――――――
――――――――


翌日になると烏は疲れ切っていた


まだ模擬暗殺は始まってない筈なのに


紅蓮「なに疲れてんの〜?」


僕が淹れた珈琲を渡しながら言うと溜息を吐いた


僕が原因?


烏間side


昨日が退却期限だったがそれが過ぎた今日も


紅蓮はいつも通りに俺好みの珈琲を入れてくれた


今日1日ロブロさんとイリーナの模擬暗殺があるのに加え


新しい転居先も決まってない


と言うより探してもいない


防衛省には、犯罪者や犯罪者の血縁との結婚や恋愛は暗黙の了解がある


今俺がしているのはそれだという事は理解しているが


離れるのが遅すぎたのかもしれない


近づきすぎたのかもしれない


彼女への思いを胸の奥底に秘めようとしても


彼女を一目でも見てしまうと溢れ出てくるこの思い


かなりの重症らしい


はぁ・・・


溜息を吐いてみても彼女への思いは止みそうにない


紅蓮「烏さ〜、転居先探してないでしょ」


いきなり核心を突く言葉に飲んでいた珈琲を吹き出しそうになった


それを彼女は目ざといから気付いたのだろう


1枚の紙を渡して来た


紅蓮「仕方ないからこのマンションの空いてる部屋を格安で貸してあげるよ」


そう言った彼女の表情を見てみると商売をするものの顔をしていた


そういえばこのマンションのオーナーは彼女だったな


忘れていた


最上階に住んでいるというのに


紙に書かれているのはこのマンションの2階の一番奥


日当たりも場所も問題ないが何故売れないのだろうか?


紅蓮「その部屋、住人が一月もしない内に変わって行くんだよ〜

紅蓮「幽霊とか呪いとかあるのかな〜?」


訳あり物件か!!?


幽霊とか呪いの類は信じていないから構わないが
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ