青エク オリジナル過去編


□5
1ページ/1ページ



?「.....ぉきてください、蒼碧。」

『ん?.......アマイモン?』

アマイモン「はい。アマイモンです。
   虚無界に着きましたよ。
   今から、父上のところに向k「蒼碧〜!!!会いたかったぞ〜!!!
   ....父上、蒼碧を連れて参りました。」

『お久しぶりです サタンさま。3年前は、お世話になりました。』

サタン「おぉ、デカくなったな!で、今日はどうした。よく、サマエルがこっちに来ること許したな。」

『その件ですが、こちらに私を向かわせたのは、そのサマエルです。用件は、私の心臓を返して戴きに。』

サタン「し、心臓、ねぇ。す、少し時間かかるから、虚無界観光でもしてろ。まぁ、観るとこなんて、ないけどなww。」

 少し威圧的に言うと、人間で言う冷や汗を流しながら、慌てたように目を泳がせながら返事をするサタン。

 虚無界の王ともあろう人(?)が子供相手に何慌ててるんだ?

 しかも、傍から見たら、犬がアタフタしてるのとあまり変わらない.......;

『まぁ、火焔と水蓮と一緒に、時間潰しとくんで、出来たらよんでください。』

サタン「あいよぉ〜。」

 時間がかかるって、なにするんだろう?

 火焔と水蓮の里帰りも終わり、そろそろ終わる頃かと思い、サタンさまのところに戻ろうすると、7つの影が見えた。

 近づくと、それらは人型の悪魔達だった。

 誰だろうか?

 そう思ってみやると、一人(?)は、見知った人(?)だった。

『アマイモン?』

アマイモン「あぁ、蒼碧。戻ったんですね。紹介します。僕の兄上達です。」

アマイモンの兄上?ん?てことは......;;
ぱ、八候王(パール)!?

『お、御初に御目にかかります。白夜 蒼碧と申します。3年ほど前も此方にいたのに、挨拶に伺えず申し訳ありませんでした。』

?「いや、構わない。君があのときのか、これからよろしく。私は"光の王"ルシフェルだ。」

『よろしくお願いします。ルシフェルさま。』

 他の八候王の方々にも紹介をしてもらい、アマイモン以外の王達は、闇の中へと帰って行ってしまった。

サタン「おぉ、蒼碧!!今、呼びに行かせようと思ったところだったんだ。」

『ナイス・タイミングですか。しかし、何故、私の心臓を返して頂くだけでこのような時間がかかるのでしょうか?』

サタン「いやぁ、お前の心臓を何に入れようかと思って、探してたら、時間がかかっちまった。」

『して、何にお入れに?』

サタン「これだ。」

 差し出されたのは、銀のチェーンの先に金色の十字架(クロス)がついた片耳だけのピアス。

 サタンよ、あんた、意外とオシャレだな;

『ありがとうございます。』

 受け取ると、悪魔の力が解放されたのだろうか。

 体を覆うように、髪の毛に似た色の炎があらわれ、同色系の尻尾が生えた。

アマイモン「案外、可愛いものですね。似合ってます。」

 あ、アマイモンに可愛いっていわれた〜////

サタン「なんか、悪魔っぽくない色だな;」

『別に、サタンさまの言葉なんぞ気にしません。』

アマイモン「あ、父上。兄上から、早く蒼碧を返して頂くようにとのことでしたので、そろそろ、蒼碧を物質界に帰しても?」

サタン「サマエルか、仕方ない。蒼碧、また、遊びにこいよ!じゃあな!!」

『はい。サタンさま、お元気で。』

アマイモン「では、父上、失礼します。蒼碧、行きますよ。」

 そして、来る時同様に、アマイモンに抱き上げられ、ゲヘナゲートをくぐる。

 そして、再び、蒼碧の意識は、暗闇へと堕ちた。









次の章へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ