魔法の世界
□約束
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『ハリーのバカあ!!』
グリフィンドール談話室であるひとりの女子生徒の叫び声が響きわたり、周りから聞こえていた話し声はピタリとやみ、視線はその女子生徒へと向けられた。
「ごめんって、セシリア...」
『ごめんってそれ何度目!?前もじゃん!てゆーか、3日前もじゃん!なんで約束破るの!?守る気ないの!?約束は守るためにあるんだよー!!!?
もういいよ!ハリーなんか知らない!もう知らない!好きにすればいい!!ハーマイオニーとロンと行くから!!』
ハリーに喋らせる隙も与えず一方的に怒鳴って女子寮への階段をあがり思いっきりバタン!とドアを閉めたセシリア。
しばらく談話室は沈黙が続いた。
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