魔法の世界

□最強フレンド☆
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「またお前はそんなこと!」

『ドラコが悪いんでしょ!』

「"穢れた血"と仲良くするからいけないんだ!」

『ハーマイオニーをそんな呼び方しないで! ハーマイオニーは友達よ!』

「お前は純血だろ!」

『そんなの関係ないわ!ドラコのバカ!』

「僕に向かってバカとはなんだ!」

『もうドラコなんて知らない! 大っきらい! バカ!』

「またバカって…!」


 ドラコの言葉を聞く前に出ていった。
 きっかけはいつもの些細なこと。ただ、ハーマイオニーと図書館で課題してただけ。ただ、少し長引いてドラコとの約束に遅れたこと。
 30分だよ?ドラコなんて前に約束"忘れてて"2時間も待たされたんだから。帰ろうかと思った。

 私はスリザリン生だからってグリフィンドールのハーマイオニーと仲良くしてるのをドラコは気に入らないらしい。
特にハリーと仲良く話していたのを見つけた時は…呪文が飛び交う飛び交う…





『もう! 口聞かないんだから!』

「…なんか、ごめんなさい」


 グリフィンドール寮の談話室。セシリアはグリフィンドール生のほとんどの生徒から好かれており、グリフィンドール生以外でグリフィンドール寮の合言葉を知ってるのはセシリアだけ。

 急に来たセシリアにグリフィンドール生は嬉しさ半分、驚き半分。

 今までのことをハリーたちに話すとハーマイオニーが申し訳な下げに謝った。


『ハーマイオニーが謝ることないわ。どうせまた向こうから誤ってくるわよ。いつもみたいに』


 セシリアとドラコの喧嘩は2週に1度。その度、謝るのはドラコから。


「でも、君たちしょっちゅう喧嘩するくせに別れないな」

『?…別れないって?』

「付き合ってるんだろう? マルフォイと」

『え? まさかぁ。付き合ってなんかないよ?』


え?っと顔を見合わせるハリーとロン。


「え……付き合ってないのかい?」

『うん…逆にどうして付き合ってると思ってたの』

「だって、誰がどう見ても付き合ってるようにしか…」

『私、ドラコのことは友達としか思ってないわ』

「あなたたち知らなかったの?」

「言わなきゃわかんないだろう」




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