変わらない君

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クリスマス休暇終わり、図書館で戻ってきたハーマイオニーも含めニコラスについて調べていた。


「全然違うところを探させてたわ。
 少し前に借りてた本、軽い読み物だったけど」

「軽い?これが?」

「…あったわ。"ニコラス・フラメルは賢者の石を作り出したものである"」

「「なにそれ?」」

「本読まないの?」

『"賢者の石はいかなる金属をも黄金に変え、命の水を作り出す。
 フラメル氏は有名な錬金術師で去年665歳を迎えた"』

「これよ。フラッフィーが守ってるのは賢者の石よ」

『どうする?ハリー』

「ハグリッドに聞きに行こう」



その日の夜、ハグリッドのところにむかった。


 コンコン
「ハグリッド!」

「やぁ、悪いな。今日はお前さんらと遊んどる暇ないんだ」

「賢者の石のことだよ!」

「なに…」


ハグリッドの家に入り本題に入る。


「スネイプが盗もうとしてる!」

「スネイプ?まだ疑ってるのか」

「本当に石を狙ってるんだよ!なぜだか知らないけど」

「スネイプは石を守ってる先生のひとりだぞ」

「どういうことだ」

「言ったろ。あれを宥められるのは俺と校長だけだ…おっと、これも内緒だった…」


 カタカタ…

『なに?』


ハグリッドは背後の鍋から大きな卵をだした。


「なんだこれ。たまごか」

「こいつはな…その…」

「僕なんだか知ってるよ…ハグリッド、これどうしたの?」

「パブであった知らない奴から賭けで貰った」

 カタカタ…パリッ


卵が割れ、現れたのは小さなドラゴン。


「ノルウェー・リッジバックだ。

 チャーリー兄さんがルーマニアで研究してる種類だよ」

「ちゃんとママがわかってるぞ。いい子だノーバート」

「ノーバート?」

「名前は付けてやらんと。

 ありゃ誰だ」


ハグリッドが窓の外を見る


「…マルフォイだ」

「まずい…」



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