変わらない君

□05
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「すごい…すごいや!!」


「ネビル。また独り言?」

『ハイランドの海の水生魔法植物』

「ムーディーがくれたんだ」



するとネビルがリアンとハリーの背後に向かって手を振った。

振り返ってみるとロン、ハーマイオニー、ジニーの三人が来た。



「なんていえばいいの?」

「いいから。ほら」


「はぁ…ロンがシェーマスから聞いたって。
シェーマスはディーンから聞いて、ディーンはパーバティーから聞いたんだけど…
 ハグリッドが二人を呼んでる」

「え?なに」

「あぁ…」


ハーマイオニーはもう一度ロンのところに行き戻ってきた。


「シェーマスはパーバティーから聞いて…もう何度も言わせないで。
 ハグリッドが呼んでるの」

「…ロンに伝えて」

「フクロウ扱いしないで!!」












夜、ハリーとリアンはハグリッドと一緒に森を歩いていた。


「親父さんの透明マントは持ってきたか?」

「持ってきたよ」

『話って何?』

「まぁ、ついてこい」

「ハグリッド、その花どうしたの?」


ハグリッドの胸には結構な大きさの花。


「髪とかした?」

「あぁ。とかしたとも。お前さんもたまにはクシ入れてみろ」


するとどこからか声が聞こえてきた。


「アグリッド」

「おっと。マントをかぶれ」


二人は言われたとおり透明マントに身を包んだ。


「あぁ。アグリッド、来ないかと思いました。私との約束忘れたのかと」

「忘れるなんて…」


「うぇ…」

『うわ。あのふたりデキてたんだね。』


「見せたいものってなんですか?」

「来て損はさせねえ」


ハグリッドたちの後をついて行くと何かの唸り声のようなものが聞こえた。


「マニフィーク。近くに行きます」


『あれって…ドラゴン?』

「ハグリッド!あれが最初の課題なの?冗談だろ!」

「怖がるな。ドラゴンってのは大いに誤解されちょる。

 まぁ、確かに、ハンガリーホーンテールはちょぃとばかし気が荒いけどな。

 ロンなんか見ただけで腰抜かしよった」

『ロンが来たの?』

「そうさ。こいつはロンの兄貴がルーマニアから連れてきた。ロンに聞いとらんか?」

「…聞いてない」

『ロン、そんなこと一言も言ってなかった』





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