変わらない君
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「ハリー。卵の謎は解けたって言ってなかった?次の課題まであと2日よ」
「本当に?忘れてた」
「はぁ…リアンはもう解けたみたいよ」
「そうなんだ」
「ポッター」
「…」
ハリーの元に来たのはセドリック
「やぁ。ポッター。調子はどう?」
「絶好調だよ」
「前、ドラゴンこと教えてもらったのにお礼も言ってなかったから」
「気にしないで。君だってきっとそうしたよ」
「そのとおりだ
5階に監督生の風呂場があるだろ。
卵を持っていって、お湯に浸かってじっくり考えるといい」
「…それ、卵の謎のヒント?」
「リアンにも教えた」
「…」
…
「もう一度言って」
「あー…なんだっけ…」
『"探せ声を頼りに"』
「湖ね。間違いないわ」
『"探せよ1時間"』
「意味は明らかね。でもそれが少々問題だけど」
「…少々どころじゃないよ。君、水の中で1時間も息を止めてられる?」
「なんとかなるわよ。4人の知恵を絞れば…」
「討論会の途中すまないが。ウィーズリーとグレンジャー、マクゴナガル先生がお呼びだぞ」
「でも先生。次の課題まであと何時間もないんです。」
「もうポッターとゴーアは準備が出来てるはずだ。さぁ行け!」
「…」
「ロングボトム!本を棚に戻すのを手伝ってやれ」
『…どうするの。ハリー』
「さぁ…」
「ねぇ。植物に興味があるならゴーショウクの薬草学ガイドがお薦めだよ。
知ってる?ネパールには重力に逆らう木があるんだ」
「悪いけど…植物には興味が無いんだ。例えばもし、チベットの株でも食べれば、水中で息ができるなら…話は別だけど」
「そういう株はないけど、エラ昆布を使えば?」
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