強がりな君
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数日後─
「期末試験って怖いって聞いたけど結構楽しかったわね」
『そうね』
「よく言うよ…」
「痛っ」
「ハリーどうしたんだ?」
「傷が…ズキズキする…」
『前にもあったわね』
「あんなんじゃない…」
外に出ると、ハグリットが小屋の前で笛を吹いているのが見えた。
「そうだ…おかしいよ!
ハグリットは前からドラゴンをほしがってた。それをたまたまドラゴンの卵をもった人物が現れるなんて!話がうますぎる!
どうして気づかなかったんだ!」
ハグリットに駆け寄りハリーが質問を投げかけた。
「ハグリット!ドラゴンの卵をもった人の顔覚えてる!?」
「さぁな。フードを被っとったからな」
「でも会話はしたんでしょ!」
「まぁな。フラッフィーのことを話したら興味をもっとった。」
『フラッフィー?あの犬のことを話したの?』
「あぁ。フラッフィーを宥めるこつはな音楽を聞かせるとスヤスヤ寝ちまう。
…あぁ…また口が滑った」
ハグリットの言葉を聞くと、走っていく4人。
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