強がりな君
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ロックハートをつれて3人はマートルのいる女子トイレに着いた。
「誰なの…
あ…ハリーじゃない。何しにきたの。」
照れたような表情だったマートルは急に表情を変え怒鳴った。
「君が死んだ時の、様子を聞きたいんだ。」
「あぁ、怖かったわ。
私、メガネのことでからかわれて、隠れて、泣いてた。そしたら、誰かが入ってくる音がして…
その人変な言葉を話してた。男子だったわ。だから鍵をあけて言おうとしたの「出てってよ!」って、そしたら…死んだの」
『急に?どうやって?』
「わからない。最後に覚えているのは黄色い目が2つ。手洗い台のそばよ。」
そこまで言うとまた泣いて離れていった。
ハリーが手洗い台を触っていると蛇口付近の模様に気づいた。
「これだ。ここだよ。ここが、秘密の部屋への入口だよ。」
「なにか蛇語で言ってみてよ」
そう言われ、ハリーはシーシー言い出した。すると、ガチャンと音をたてて手洗い台が開いた。
「素晴らしいよ。よくやった。それでは私は…もう用はないね!」
逃げようとするロックハートをハリーとロンは押さえつけ入口に押しやった。
「まだあります!
先に入って。」
「それが何の役に?」
「下見役だよ。」
「あぁ。」
ロンの言葉に納得しつつ、入口をのぞき込む。
「…ダイアン。君が一緒に行ってくれるなら…ぁぁああ!」
ロックハートの言葉の途中でロンが背中を杖でつき、落とした。
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