Sugiyama & Tamae

□New Years Amusement
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お正月に、私は新しい服を買うために、お母さんとバーゲンへ行った。

そのときだった。

洋服を何着か買ったとき、なぜか一枚の福引き券が渡された。渡されたのでバーゲンのあとにやってみたら……

「おめでとう!この遊園地のペア券です!」

はずれどころか、遊園地の券2枚が当たったのだ。

「うそ……」

もう吃驚しすぎて言葉が出ない。だって、この賞をとれるなんて思いもしなかったから。

「まあ、凄いじゃない!」

私は、お母さんと二人で行くと思っていたけど、お母さんが勧めたことは、それとは全く違うことだった。

「杉山君と行ってらっしゃい」

「えっ、お母さんはそれでいいの?」

因みに、お母さんは私と杉山君の関係を認めている。

「2人しか行けないし、たまえももう遊園地とかは友達と行きたいと思うから…」

「お母さん、ありがとう!あと、お父さんには絶対に内緒にしておいてね。」

「わかったわ。」

そう。私の父親は優しいのだが、今でも子離れできない要注意人物である。だから、私と杉山君との関係をまだ認めていないんだ。
これから大丈夫なのかな?
でも、今はそんなこと考えてる場合じゃない!帰って杉山君に電話しなきゃ!
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