Ohno & Maruco
□To protect you...
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冬休みが終わり、新学期に入ってまた授業が
始まることを刺々しく思うまる子だが、友人カップルと大野君がいてくれれば、穏やかな学校生活を送れると思う。
「まるちゃんおはよう!」
「あ〜たまちゃん、おはよ〜冬休み終わっちゃったね〜…。」
「そうだね〜。」
2人が冬休み中にしたことなどを話していると、
「ういっす、お2人さん!」
杉山が声をかけてきた。隣に大野もいる。
「おはよう大野君、杉山君!今年もよろしくね!」
「俺とは雪祭りの時に会っただろ…まあいいや、よろしくな」
「穂波、あの時は誘ってくれてありがとな!
すげー楽しかったぜ!」
「ううん、杉山君もありがとう!新年早々一緒にいれて嬉しかった…」
「2人はお正月のイベントがやってる遊園地に行ったんだっけ?」
「うん!すごく楽しかった!」
「だろうな……てか何だよあのストラップ!?」
「2人もお揃いでなんか持ちたいだろ?」
なんて4人で教室で話していると、山田が突然まる子に突進してぶつかってきた。
「ちょっと山田!危ないじゃないのさ!」
「お前、新年早々勘弁しろよな…そういうの」
まる子と大野が注意すると、
「はーい、とぅいまてぇーん」とわざとらしい謝罪をされる。
まあ、今年もいい年になりそうだ。
そう信じていた。