夢小説

□孫兵 おもらし
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生物小屋の近くに、「毒虫野郎」と呼ばれる伊賀崎孫兵の姿があった


「何見てるんだ?」


生物委員会委員長代理、竹谷八左ヱ門


「ありを見てるんです」


「そうか。飼育小屋を直すから手伝ってくれないか?」


委員長代理の頼み


断れない


「分かりました」


うつ伏せの状態から起き上がると、下腹部に違和感


「(厠)」


厠に行きたいと一言言えば行かせてくれる


それでも孫兵は言わなかった


「(我慢出来る)」


八左ヱ門の後ろについて歩き、飼育小屋の修理を始める


「そこの釘を取ってくれ」


「はい」


何事もないかのように振舞うが孫兵の尿意は次第に我慢できないほど高まっていた


「孫兵、どうかしたのか?」


「いえ、何も」


「そうか?」


「はい」


一言、厠に行かせて下さいと言えば行かせてくれる


だけど、真剣に修理している八左ヱ門に言う事は出来ない


「っ!」


「孫兵?」


「(おしっこ漏れそう)」


孫兵のただならぬ雰囲気に気づいた八左ヱ門


「頭が痛いのか?」


否定するように首を横に振る


「お腹が痛いのか?」


何も言わず首を横に振るだけ


八左ヱ門は困った


様子がおかしいのは分かるが自分から何も言わない


「どうしたんだ?」


「・・・・・・こ」


とても小さな声


「え?」


「・・・おしっこ、漏れそうです」


若干涙目になっている孫兵


八左ヱ門は焦った


予想以上の出来事


「た、立てるか?」


「無理です」


動くだけで漏れ出してしまいそうなほどの尿意


「厠に行こう?」


おそらく間に合わないことは何となく予想づいた


それでも自尊心を傷つけないように、言葉を選ぶ


「・・・はい」


ダメもとで立ち上がる


だが、立ち上がったことにより貯まった水分は下へと落ちる


「ぁ・・・」


萌黄色の制服に僅かなシミを作った


「茂みに行こう」


歩くたびに広がるシミ


「っく・・・ふ、えっ・・・・・」


飼育小屋の裏の茂みにつく頃にはシミは隠しきれないくらい大きくなっていた


「もう我慢しなくてもいいからな」


一度漏れ出してしまえば中々止まらない


「もう終わりか?」


我慢出来なかったには出る量が少なかった


「おしっこ・・・止まった」


中途半端で止まってしまったらしく、まだ出そうな事を伝える


「恥ずかしいかもしれないが我慢してくれ」


八左ヱ門は孫兵の膝を掴んで大きく開かせた


丁度、幼子に用を足させるときのような体勢


腹圧が強くなることによって押し出されたのか、再び漏れ出す


「っ・・・ふ、えっ・・・・・」


そんな体勢を取らされるような年齢ではもうない


「全部出したいいよ」


ここまで漏れたら変わらない


「終わり・・・ました」


排尿が終わった事を伝える


「着替え持ってくるから、少し待っててくれ」


「はい」


その後、着替えを持って来てくれた八左ヱ門に着替えさせてもらったのは二人だけの秘密だ

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