短い涙
□文スト表紙カバー裏
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敦君が入社して、数日がたった。
私は何故か治さんと探偵事務所に出勤し、
今私のデスクにいる。
「そう云えば、太宰さんってなんで包帯
ぐるぐるなんですか?」
敦君が疑問に思ったのだろう、そう質問すると
「太宰は激怒した。」
『何にですか。っていうか、怒る要素
無かったよね?』
いきなり激怒されて、思わず突っ込んで
しまった。
ほら、敦君なんて呆れた目で見てるし。
「あはは、怒ってないよ。いつかは聞かれると
思っていたからね!この【封印されし神の手】
のことを!」