死神の涙

□面白い生徒たち
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『‥‥え?』



「俺様を差し置いて目立つとはいい度胸
じゃねぇか新入生さんよぉ!」




ビシィッとこちらに指を突きつけられた。




僕は変わらずにぽかーんとしている。




いや、だってさ。




僕はこれでも人の気配に敏感な方何だけど
今、この青髪君の気配が読み取れなかった。





(へぇ、なかなか面白い人材が揃ってる
みたいだね、デスさん。)





肩にある星の刺青、あれは確か有名な
星族のもの。



今はもう死武専が滅ぼしたらしいから
彼は最後の生き残りかな。





『いやぁ、今回はデスさんの誘い乗って
正解だったな。』




「っつーかよ、お前誰なんだよ!いきなり
結に攻撃しやがって!」




グロウが青髪君にそう怒ると青髪君は
胸を張って




「俺様はァ!ブラックスター!神をも
超える男だァ!」




そう高らかに叫んだ。






神に追いつく、ではなくて神を超える、か。







(なかなかいい心構えしてるな。)







僕はブラックスターに近づいて手を出した。







『初めまして、ブラックスター君。
僕は響渚結、今日からここの生徒になるんだ。
よろしく頼むよ、神をも超える少年。』




にこっと笑ってそう言えば、ブラックスター
君はもっといい笑顔で



「おうよ!特別に仲良くしてやる!」





なんていうものだから、思わず笑ってしまった。









うん、やっぱりこの子達面白い。


グロウも珍しく大爆笑してるし。






うん、こんな生活なら悪くもないかな。















面白い生徒たち、神を超える少年。


(おい結!特別に俺様を呼び捨てにして
いいぞ!)
(はは、ありがとうブラックスター。((微笑み)
(//////おっ、おう!//////)
(((結は絶対無意識に人を惚れさせるな。)))









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