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□儚げで…。
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「雪ってさ、とても儚いものだと、思うんだ。」
『何だ?いきなり?』
「だってさ、シンタロー君、雪は降って、温度が高い物に触れた瞬間と気温が変わったら溶けるんだよ?」
『それが?』
「何か、人の命みたいでさ、儚く思えたんだよ。」
『っ!!カノ泣かないで』僕、泣いてなんか、あれっ?何で?何故、涙が頬を伝っているの、何故、僕は、涙何かを流しているの?何故、僕は、何に対して、涙を流しているの?何故、何故、何でなんだよっ!!
『カノ?』「触るなっ!!」『っ!!』
あれ?僕は、今何をした?何故、シンタロー君は、涙を流しているの?
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