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□もう誰も…
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せめて、カノには覚えててほしかったな……。このまま、一人ならいっそ……。涙が頬を伝い静かに地を濡らした………。
カノ視点…。
何故だろうか…。とても大切な事を忘れている気がしてならない……。僕は、夢の中で姉ちゃんに何かを頼まれた…そのはずなのに…「………を頼んだよ、修也…。」なんで、名前だけ思い出せないんだよ!なんで、こんなに胸が苦しいんだよ！……ｱﾚｯ…何か頭をよぎった。そうだ、僕は誰かに姉ちゃんが殺されたって思ってその人を憎んだでも、その人はずっと優しくて僕はその人を好きになった………。