無双
□*女体盛り*(馬陸)
2ページ/13ページ
「馬超殿ー!」
呼び止められて振り返ってみると、そこには純粋無垢そうな笑みに見えて実はそうでもない微妙な笑みを浮かべている姜維が、にこにこしながら手を振っている。
「何だ…?」
こいつがこういう笑みを浮かべている時は、ろくな目にあった事がない俺は適当に返事をする。
「おや〜?せっかくの良い知らせなのに、そんなぶきっちょう面でいいんですか〜?」
…ほら来た。
100%ろくでもない事だ。
「だから、何だ?」
ぶっきらぼうに答える俺に姜維は苦笑いを浮かべた。
「もー、そんな顔しないで下さいよ。実はですね!今、丞相の部屋に陸遜殿が来てるんですよ!」
「はぁ?何で陸遜殿が?」
陸遜殿の名を聞いて思わず、すっとんきょうな声を出してしまう。
…いや、だって陸遜殿可愛いし。
「なんか、魏を呉と同盟を結んで攻めるらしいですよ。多分その打ち合せでいらしたんだと思うんですけど」
「ふ、ふーん。で、それがどうかしたのか?」
必死に冷静を保とうとする俺。
ここで嬉しそうにしてたのを子龍にちくらたら、ぶっ殺されるからな…(汗)