呪泉郷

□王様ゲーム
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エースとルフィが住む家の中、こじんまりとした部屋の中で机を囲み大量の酒瓶を前に居座る家の主エースとルフィ。バイト先の仲間であるマルコ、サッチ、シャンクス。そして友人のサボ。


なんだこの面子は。


思わずそう突っ込みたくなるような面子が何故揃ったかというと、詳細はこうだ。

まず家にエースとルフィがいて、サボが遊びにきていた。
そこへ飲み会帰りで完全に出来上がった酔っぱらい集団が雪崩れ込んで来た。
大量の酒を手土産に。

そしてあれよあれよと時間は過ぎ、馬鹿騒ぎをしながら酒を飲み続けた面々は完全に酔っぱらっていた。


赤髪「うぉ〜、結構飲んだな。よし!王様ゲームやろう!」


突拍子もなく突然王様ゲームをしようと言い始めるシャンクスにエースが露骨に顔をしかめる。


エース「王様ゲームって…。野郎だけでやって楽しいもんか?」

赤「うるせぇ!ごちゃごちゃ言ってないで全員割り箸寄越せ!これは店長命令だ!!」

エース「あんたなぁ…」


相変わらずの押せ押せぶりにエースは苦笑いを浮かべた。

そして半ば強引に割り箸が回収され、シャンクスの手によって先端に数字が書かれていく。


赤「よしできた!ほら、皆割り箸引いた引いた!」


差し出された割り箸を皆で引いていく。


赤「王様だーれだ!」


その掛け声と共にルフィが元気よく手を上げた。


ルフィ「俺だ!」

赤「おお、ルフィか。なんでもいいから命令していいぞ」

ルフィ「何でもいいのか?じゃあエース、肉作ってくれよ」

エース「名指しかよ。なんの為の番号だ…」

サボ「ルフィ、命令は番号で言うんだ」

ルフィ「あ、そうなのか?じゃあ3番が肉作ってくれ」

サッチ「結局肉かよ!」

ルフィ「おう!だって俺酒飲めねぇし。だったら肉食うしかねぇじゃねぇか」

マルコ「酒飲めねぇから肉ってどんだけ肉好きだよい。って3番俺じゃねぇか」

サッチ「ぎゃはは!マルコの手料理食いたくねぇな!」

マルコ「うるせぇ、黙ってろい」

ルフィ「バナナのオッサン、頼んだぞー」

マルコ「…なんの味付けもしねぇで焼いてきてやるよい」

げぇ、と顔をしかめて舌を出すルフィに、どっ、と笑いが起こる。





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