無双

□*猫耳事件簿*(甘陸)
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「甘将軍?何をなさっているんですか?」
「あ?」

声を掛けられて振り返るとそこには趙雲の姿が。

「あぁ、あんたか‥。今あんたの軍のカボチャ軍師に変な薬を貰ったんだけどよ‥」
「かぼちゃ軍師‥(汗)」

最近、諸葛亮殿はカボチャやらパンプキンやらと変なあだ名が付いているな、などと思いながら趙雲は甘寧が手にしている物へと視線を向ける。
甘寧が手にしている小さな小瓶に入っているのは淡い桃色の液体。

「何でも自分の気に入ってる奴に少量これを飲ませると面白いもんが見れるんだと。胡散臭ぇからどうしようか迷っててよ」
「面白いものねぇ…」

二人でじっと桃色の薬物を見つめる。

「なぁ‥これ、あんた飲んでみねぇ?」
「丁重にお断わり致します」
「だよなぁ‥」
「貴方の大好きな陸遜殿に飲ませればいいじゃないですか」
「いや…だってよ、急にシャウトとかし始めたら嫌じゃね?俺そんな人格破壊してる絶叫伯言なんて見たくねぇよ」
「…確かに…(汗)しかし絶叫するとは限らないから何とも言えませんが‥」

扱いに困ったと言わんばかりに再び二人で薬物を見つめる。すると後方から馬超の声が。
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