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□マルコキライ
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今日はマルコが休みの日。
朝からやることもなくダラダラすごしてた。

テレビの前で四人で転がっていると、サボが俺の腹の上によじ登ってきた。

可愛いやつめ。
だけど母ちゃんは今から洗濯物を干しに行かなくちゃならねぇ。
洗濯物がピーピー鳴って俺を呼んでる。

「サボ、母ちゃん今から洗濯物干しに行ってくるからマルコに乗っかってな」

サボを腹の上から退かしてそう言うと、サボは悲しそうな顔で俯いた。

「サボ?」

「……だって…マルコキライだもん…。」

「へ?」

サボの爆弾発言にマルコが真横にいるから焦る俺。
チラリとマルコを見れば、まったく聞こえてないようでテレビ見て笑ってやがる。

「サボ、なんでマルコ嫌いなんだ?」

「だって…マルコはルフィがかわいいんだよ」


な、
なんて可愛い事を言いやがるんだコンチキショウ!

まあ…確かにマルコはまだ小さくて愛想のいいルフィを溺愛してる。
大人の俺から見ても分かる。


その後、俺は洗濯物が生乾きの匂いを醸し出すのを覚悟してサボとダラダラテレビ見た。






「マルコ!!」

「なんだよい」

「サボがマルコの事嫌いだってよ」

「はあ?なんでだよい?」

「マルコはルフィが可愛いんだもん、だってよ」

「!」

「マルコはルフィとサボが同じ事やってもサボばっかり怒るからそんな事言われんだよ」


呆れ口調でそう言えばマルコは「可愛いこと言うじゃねぇか…」とニヤリと笑った。
こいつ聞いてんのか人の話…。

嬉しそうだからまあ…よしとするか。

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