龍虎相搏
□出会イト別レ
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俺は応竜で、水を蓄えて雨を降らせることができる。
黄泉と呼ばれるこの場所で俺以外にもいる四霊や聖獣たちと過ごしている。
長閑な暮らしだった。
俺は現世と呼ばれる世界に興味があった。
俺を神だといい、供物や生け贄を出してくる。
そんなもの、俺にとっては何でもないのに。
雨が降らなくなるたびにされ、こちらに来る亡者にも悪いと思い
雨を降らせる日が続いたりして、どうも気分がはれない。
生贄としてきた亡者の姿を見れば、まだ幼い子供だ。
このような子供を生け贄にする人を見たくなり降りることにした
そう、現世へ
そして、出会ったのだ。