龍虎相搏

□疑問ト初メマシテ
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鬼灯の雰囲気が少し変わったあの日から数日後。

鬼灯と桃太郎のお供犬のシロ、猿の柿助、雉のルリオは、
あの世絶景100選の1つ桃源郷へ来ていた。





「桃太郎元気かなー」




「わぁ!さすが観光名所!!」



「建物は、中華風だな」




「ここは日本と中国の境にあるのです
ですから双方の交易の場になっています」




「へぇーじゃあ、小籠包食べ放題?」



「…何で中国イコール小籠包食べ放題になるんですか…
それと、シロさんはネギもダメですから食べれませんよ」





「ガーン…」









落ち込んだシロと、鬼灯御一行は元飼い主の桃太郎がいる場所へ目指した。



















一方、シロたちが目指している『うさぎ漢方 極楽満月』では





「おかしいよねー
ウサギは年中発情してても誰も怒らないのに僕だと、女の子は怒るんだ」




「いや、一つもおかしくないですけど」



「あ、ごめんね
怪我とか、大丈夫?」



「あぁ…大丈夫ですよ」



漢方医で神獣の白澤と今はここで仙桃農園の管理人兼白澤の弟子をしている桃太郎がいる。




白澤は、大の女好きで桃太郎が弟子入りしてから9人の女性をみている。


そして、振られている。




怪我をしていないか聞いたのは、白澤が振られ投げ飛ばされた時に桃太郎に直撃したからだ。



そして、白澤は桃太郎の頭の上にある葉に気づいた。






「この葉っぱ、なんだかわかる?」




「なんだろ…ホオズキかな?」




「そう!根っこは生薬。鎮咳剤や利尿薬になる。だけど毒でもある、微毒だけど
『酸漿』又は『鬼灯』英名は、Chinese lanternチャイニーズランタン
鬼は中国語で幽霊のこと"亡者が持つ赤い提灯"ってこと

昔遊女が堕胎薬として服用していたこともある
妊婦さんは食べちゃダメ」




先程までの女好きの面影がないくらい、漢方について語る白澤。
その後ろには・・・







「その通り。
アルカイド及びヒストニンを含みますので流産の恐れがあります」





「そうそう…」





「もっとも貴方はたらふく食って、内蔵出るくらい腹下せばよいのです」






鬼灯御一行がおりました。






白澤はおろろろろr…と吐きました。
そして


伏せろ!!!
コイツは猛毒だ!!!!!!!ウォオオオオオオ
豆まけ!豆!!」





「え、…あ鬼灯さん」




「桃太郎!会いに来たよ」




「おお!シロに柿助、ルリオ!
お前らデブったんじゃないか?」






桃太郎とお供達は戯れてた。
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