長編


□0.ここどこだろう…こわいね…
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頭が痛い。寝ぼけて感覚はないけどそれだけは感じる。まだ寝ようか…まず頭どうしたんだろう…ともんもんと考えてると。
キャアアアアアアアアア!アアア!
「っ!?!?!?」
心臓が飛び跳ねて神経を呼び戻されるくらいの激しい悲鳴がきこえた。
幼い体にその衝撃は激しい過ぎて、体は激しく震え、追いつかない神経で辺りを見渡し理解しようとする。
酸欠した位に胸は上下し、荒く周りを見渡す。
手を下につけるとひんやりとしててさらさらした感触を感じたごつごつしたものが転々と落ちてる。
石のタイルだって気づいたのと同時に床で寝てたのに気づいた。
「ぅ…ぇっ」
周りはまだ騒音が混じる中微かに落ち着いた名無しさんは低い位置から少しずつ上を見渡してみた。
「え…?なっ」
巨大な鳥かごがランタン祭り(塔の上のラプンツェルの光の祭りのヤツ)のように広がっていた。
そして自分の周りに黒く長い手摺…閉じ込められたと気づいた。
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