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□ナーバス
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何だろう…体がだるいな…
そう思いながら詩音はキッチンへと向かった

「おはよう詩音」

そこにはイルーゾォがいたが詩音はそのままスルーしてキッチンへと向かった

「(…えっ!?無視されたのか俺もしかして昨日の事を!?)」

イルーゾォは詩音の水着が脱げてしまってそのふくよかな胸を見てしまったのを少し嬉しかったがその事により今現在彼女に無視をされた、とかん違いをしていた

きっと寝起きで頭が働かなくて聞こえなかったんだ…もう一回挨拶をしよう

ポジティブに考えもう一回挨拶する事にした

「おはよう!詩音手伝おうか?」

「……あっイル……おはよう…ありがとう」

詩音の様子がおかしい
何かボーッとして……

その時詩音が倒れた
瞬時にイルーゾォは詩音を受け止めた

「おい、詩音!?大丈夫か!?」

「……ハァ…ハァ…イル…」

詩音は気を失った


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詩音は夢を見た

真っ暗な空間に1人きりそこに一筋の光が

「なんて暖かな光…」

近づいてみると名前を呼ばれた気がした

…あぁ…何て懐かしい声

「詩音!!!詩音!!!」

「んっ…あれ?…イル?」

「あぁ良かった!!詩音少し体動かすぞ」

「?うん…」

するとイルーゾォは詩音をお姫様抱っこしてキッチンから出て二階に上り詩音の部屋へ入り 詩音をベッドへと寝かした

「?イル?…朝ご飯作らなくちゃ」

「詩音駄目だ今お前は熱があるだから今日は、ゆっくり休んで早く良くなってくれ」

そういってイルーゾォは部屋を出ていった

「イル…」

そしてまた詩音は寝た

キッチンでリゾットを作っていたイルーゾォそこにペッシが起きて来た

「おはようイルーゾォ」

「あぁペッシかおはよ」

「ん?今日は、リゾットなのかい?」

「いや、このリゾットは詩音の分だ詩音風邪引いてるんだ」

「そうなのかい!!!オイラ、詩音に氷嚢作るよ」

「あぁ頼む」

冷凍庫を開けた時ふとペッシは思いついた

「ねぇイルーゾォ…ギアッチョなら詩音の事簡単に冷やせるんじないかなぁ?」

「ペッシ…あいつがすんなり『はい良いですよ』なんてやるわけ無いだろそれに本当は全部俺が看病してやりたいんだ」

「…あぁー…(さすがのオイラでもイルーゾォの策略が分かったよ…)」

そうイルーゾォは詩音に良いところをアピールして自分の株を上げようとしていたのだ

「良し、出来た…ついでに氷嚢も持って行ってやるよ…ペッシよぉ…」

ペッシはイルーゾォのどす黒いオーラが漂っていた
この事は誰にも言うなよ、と目で語りかけられて
ペッシは素早く首を縦に動かすのであった

イルーゾォはリビングに置いてある姿見に入って行ったペッシはため息がついた

「はぁぁ…怖かったぁ…あんなイルーゾォ始めて見た…イルーゾォ詩音が好きなんだ…」

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イルーゾォは詩音の部屋へ着くと詩音の部屋の姿見から出た

「詩音…寝ちゃってるのか」

イルーゾォは布団をかけ直し詩音の額に氷袋を乗せた
少し詩音が柔らかくなった

「俺が見守っててやるからな…」

詩音が起きた頃にはすっかりリゾットが冷めきっていたのでキッチンで暖め直して今度は扉から入った

「イルありがとう」

「どういたしまして、さっ暖かいうちに食べてくれと言うより食べさせてやるよ」

「えっ?…恥ずかしいから良いよ」

「病人は甘えるもんなんだろ?ほらあーん」

「…んー…分かった今日だけは甘えさせていただきます…あーん」

しかし、知らず知らずのうちに詩音は甘えていた事に自覚がなかったのだ

「んっ…美味しい…」

「そっそうか良かった…まだ沢山あるからな」

詩音は完食した

「イル…頼みたい事があるんだけど…」

「ん?何だ?何でも言ってくれ!」

「あのね…私が眠るまで手握っててくれる?」

「あぁ!!!勿論だ」

イルーゾォは詩音手を優しく握った

「イルの手冷たくて気持ちいい」

「そうか?それなら良かった…お休み詩音」

「お休み…イル」

詩音は直ぐにまた眠ってしまった

手を握っている状態のイルーゾォは喜びで満ち溢れていた
声が漏れないよう必死に手で押さえていた

うぉぉぉ!!!詩音が俺のうぉぉぉ
これであいつらの差を一気に開けたんじゃねぇか?
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