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□あべこべ世界
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朝か…皆の朝ご飯用意しないと

詩音は寝ぼけ眼で洗面所に行き顔を洗いキッチンへ向かった

自分がおかしな状態になっているのも気づかずに


7時になり何時もならリゾットが起きてくるはずなのにと考えていたら珍しくプロシュートが起きてきた

「おはよう、プロシュート…ん?」

あれ?自分の声こんなに低かったっけ…
しかも…何かプロシュート凄く驚いてる?ん?

するとそこに詩音が現れた

えっ…何で私がいるの…じゃぁ私は!?へっ?

「おいイルーゾォ…何詩音のエプロン着て料理してるんだ?」

「……えっ?ん?待って、貴方は誰?」

「ん?リゾットだが……ふむしかし俺身長縮んだのか…」

「ちょっと2人とも来て!!!」

プロシュート?と詩音を引き連れて洗面台へと向かった

そこで、三人は驚愕した

「きゃぁぁ!えっ!?私イルになってる!?」

「俺プロシュートに!?」

「…俺が詩音か…しかしそしたら他の奴らも入れ替わっているのではないか?」

「そうだね!まずは皆を起こそう!!…でプロシュートの中は誰が入ってるの?」

「…イルーゾォだ…まさか自分の中に詩音が入るとは」

「イルの体凄く動きやすいよ!」

俺がにこりと笑ったが自分の笑顔がこんなにも気持ち悪いとは…

プロシュート…中身がイルーゾォが引きつった笑いをした

「さて、手分けして起こすか」

2人は頷き各部屋を回った

「ギアッチョ…起きてる?ゴメンね入るよ」

そっと扉を開けると布団がまだ膨らんでいた


あっまだ寝てる…けど起こさなくちゃ…駄目だよね…良し

「おはよう!起きて!!!朝ご飯が出来てるよ!」

「んんー…あ?…んー…ったくしょうがねぇなぁー…………」

あっこの口調まさか…ホルマジオ?

「ねぇもしかしてあなたホルマジオ?」

「あぁ?そうだけど…つか目が凄くぼやけてて…その声イルーゾォだな…つか何でオカマみたいな口調なんだよハハッ」

慌てて詩音はベッドの上にあった眼鏡をかけさせた

「ん?眼鏡?ってはぁ?」

「ホルマジオ落ち着いて聞いてね…あなた今ギアッチョになってるのよ」


…ギアッチョに?って事はこいつは…

「もしかして詩音か?」

「正解」

ギアッチョになったホルマジオを起こし次にメローネの部屋に行った

「おはよう!メローネ!!!」

あぁ?メローネだぁ?詩音寝ぼけてやがんだぁぁぁ?

「…んだよ…うるせぇなぁ…」

「メローネじゃねぇなぁ…こりぁギアッチョだわ」

「えっ何でわかんの?凄いねホルマジオ」

「ギアッチョ寝起きは眉間に皺をよせんだよ」

何だ何だ……って

「何で俺がいるんだよぉぉぉ!!!」

「うおっ…うるせえな…」

「ギアッチョ落ち着いて、何か分からないけど皆の魂と体が入れ替わっちゃってるみたいなの」

「…この姿でこの口調はねぇな…気色悪い」

2人から見たらイルーゾォが後ろに手を組んでモジモジしていた

詩音だったら可愛いのになと思った2人であった
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