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□シエスタ
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今日はリゾットと詩音以外外に珍しく出て行っていた
「一通り家事も終わったしゆっくりしようかなぁ〜」
「ふむ…では詩音シエスタするのはどうだ?」
「シエスタかぁー…それも良いかもねぇ…あっ、リゾットさんわがまま言っても良いですか?」
「ん?何だ?」
「一緒に寝ていただけませんか?」
「………………………………」
思考停止したリゾット
「あの?リゾットさん?大丈夫ですか?」
「んっ?あぁ…大丈夫だ…添い寝だな良いぞ」
「わぁぁい!!!じゃぁ私の部屋へ行きましょう!」
「いや俺の部屋にしてくれないか…」
「?はい、良いですよ」
2人は二階に上がり、リゾットの部屋へとついた
ギシッとスプリングが軋みリゾットが布団を被ると詩音もリゾットの布団へと入っていった
「ふふっ暖かい…それにリゾットさんの匂いがする落ち着く」
スンスンとリゾットの胸板に顔を埋めたくすぐったかったのかリゾットは身震いした
「…詩音止めなさい…」
「やだぁ」
詩音は顔を埋めたままリゾットを抱きしめた
「っ!!!!?」
「リゾットさんは本当にパードレ見たいで…抱き締めて離れたくないのです」
「…パードレか…じゃぁ詩音に愛情を注がないとな…」
リゾットは詩音を思いっきり抱き締めた
「きゃぁぁ〜ふふふ」
また詩音も思いっきり抱き締めたまま眠ってしまった
「…ふっ…お休み詩音」
リゾットもまた眠りにつくのであった
*********
リゾット達が寝て1時間が過ぎたときメローネとギアッチョが帰ってきた
「詩音〜ただいまぁ〜」
リビングを勢い良く開けたがもぬけの殻だった
メローネは二階に上がり詩音の部屋を開けだがやはりいない
「ギアッチョ大変だっ!!!詩音がいないぜ!?」
「…メローネよぉリーダーが付いてんだ大丈夫に決まってんだろ」
「良いや大丈夫じゃないよ!本当にギアッチョは鈍感だなっ!!!リーダーだって詩音の事狙ってるんだぜ!!異性同士それも2人っきり!!!やることと言えば一つしかないだろ!」
ギアッチョは理解して真っ赤になってしまった
「っ〜〜!!!この万年発情期がぁぁ!!!リーダーに限ってそんなことねぇぇだろうがよぉぉ!!!」
ギアッチョは口ではそう言っているが頭の中では焦っていた
マジかよリーダーよぉ!クソッどんどんライバルが増えていくじゃねぇかよ!!!
「ん?…リーダー…もしかしたらリーダーの部屋にいるのかも見てこようぜ!!!」
「あぁ!急いでいくぞ!」
急いで二階に上がりリゾットの部屋の扉をそっと開け中に入った
するとベッドが膨らんでいた
「「!!!」」
ほらギアッチョ言っただろ!!
嘘だろリーダー
目で会話する二人
それを写真に収めるメローネ
そしてそっと部屋を出た
******
あれから一週間がたった
「あっリーダーこれあげる」
「ん?何だ?」
メローネから封筒を受け取り開けてみてみると写真が一枚入っていた
取り出して見てみると詩音とシエスタしていた時の写真だった
しかも2人で抱き合って寝ている写真が収められていた
「!!!メローネ!!!これはっ」
「ハハハッ良かったよぉリーダーにまだ性欲があってさ〜もう干からびたかと思って心配してたんだがもう安心だな」
「……………メタリカ」
ボソッと呟いたリゾット
次の瞬間メローネの腕から無数の針が出てきた
「ぎゃぁぁぁぁ!!!痛いリーダー痛い!」
「この写真は処分させて貰う」
そう言って部屋を出たリゾット
しかしこれを大事に保管するのは誰にも内緒である