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□手紙
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神)手紙書くアル!
そう言い出したのは神楽だった。
銀)手紙だぁ?
んなもん書いてどーすんだよ。
つーか誰に書くんだよ。
神)手紙書くのに理由なんて無いネ!
アタシは銀ちゃんに書くアル。さっさと準備するヨロシ。
ふわふわの頭をガシガシと掻きめんどくせーなぁと言い便箋と封筒、それから鉛筆を出してきた。1人分。神)何で1人分アルかァァァァァァァァァァァァァァ!!
そりゃそうだろう。2人で書こうと思っていたのだから。
銀)別にいーだろ。めんどくせーし。
ふと銀時は考えてしまった。拒否ってたらきっと暴れまくるだろう。家が破壊され銀時自身も危ない。まぁ、手紙ぐらいで暴れないだろうが一応と言うか念のためこれ以上拒否する代わりに、はいはい。書きます書きますから。持ってくっから離れやがれ。と言い神楽を引き剥がした。
それを聞いた神楽の目がキラキラと輝きだし、やっと書く気になったアルか。さっさと準備するヨロシ。と机の前にスタンバっている。神楽に少し待ってろと言い、棚からもう1人分出してきた。銀時は神楽の正面に座り、んじゃ始めるぞと言った。
…カリカリカリカリカリカリ…
鉛筆と時計の音だけが万事屋内に響き渡る。先に出来たのは神楽。出来たアル!と嬉しそうだ。銀ちゃんはまだアルか?と鼻唄交じりに言う。しかし、返事が返ってこなく、もう一度聞く。5分たった。やっと銀時も書き終わり、神楽は銀時に、銀時は神楽しか居ないため、神楽に渡した。
夜、神楽がぐっすり眠りについたとき、銀時は手紙を見てクスリと笑った。
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