main

□風船
1ページ/2ページ

※会話only
神)銀ちゃん、銀ちゃん。銀)あ?
神)どっかに行かないでネ。
銀)何言ってんだ。何処にも行くわけねーだろ?
神)銀ちゃんは風船みたいヨ。気付いたらふわふわ飛んでっちゃうヨ。
銀)?そんなことねー気がするけどよ。
神)あるネ!!この間だってそう。心配したのヨ!
銀)わりー、わりー。只な?心配かけたくて心配させたんじゃねーよ。
神)ハァ…。やっぱり、銀ちゃんは風船アル。風船って手を離したら空高く飛んでっちゃうネ。もし銀ちゃんが風船じゃなかったら、心配しないでもずっとどんなことがあっても一緒アル。それに、心配かけたくて心配させたんじゃないなら、何で辛いって言ってくれなかったアルか?何で平気なふりしてたアルか?
銀)何言ってんの?お前。全然話が通じないんですけど。
神)だから、辛いって、苦しいって言ってくれた方が嬉しいアル。私達が頼りにされてること、身をもって実感出来るし、再認識出来るヨ。だからホッとするアル。
銀)…そうか…
んで?風船の話は?
神)もう!何で解んないアルかァァァァァァァァァァァ!!
銀ちゃんは風船なんだから、勝手に行かせないからナ!ずっと私達が離さないネ!!もし、離したらせっかく捕まえた風船が遠くに行っちゃうから。この風船は手放さないアル!
銀)そーかい。んじゃ、今まで以上にオメーらに甘えてやるかんな。
神)全然甘えてなかったアルよ。
銀)マヂでか。結構甘えてる方だと思ってたのによ。神)少しは頼って欲しいアル。
銀)頼ってんじゃねーか。買い物の時とか。
神)そう言うことじゃないネ!!護らせてヨ。
銀)そー言うことか。解った。だがな?俺もテメーらを必死で護り抜く。どんなことがあろうと、俺はオメーらの見方だ。
神)銀ちゃん…
この頑丈な風船に護って貰うとするか。さぁ、護るヨロシ。
銀)何で上から目線なんだよ。まぁいい。俺は俺なりのやりかたで護ってみせる。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ