妖精の姫・アリス小説2

□【完】ずっと愛し続ける。
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*もう我慢の限界だ*

俺は心から傷づいた。
そんな事を気づいたのか。
ワタワタと焦るナツ。
ソッと涙目のまま顔を見つめると。
ナツは困っている表情と。
不安な瞳をしていた。
俺はまた押し倒し。
ナツの真っ赤な顔を見つめた。

ナツ
「なっ!何だよ!は、離せ!この変態クソ氷め!」

グレイ
「ナツさんよぉ。おりゃあ傷づくぞぉ?」

ナツ
「し、知らねぇよ・・・」

グレイ
「真っ赤な顔だな」

ナツ
「て、照れてなんか無いんだからな!それにこうなった原因はグレイだからな!」

グレイ
「ツンデレナツ最高だ」

ナツ
「わ、笑うな!そ、それに俺はツンっ・・・・・・」

グレイ
「おい。ますます赤くね?」

ナツは一体何を言おうとしたのかは分からない。
だが。
その様子の限り。
きっとナツは“ツンデレ”を。
言おうとしたんじゃないかと。
何となくだが自分で推測をしてみた。
ナツは目を逸らし。
腕で赤い顔を隠した。
俺はその腕を退かせ。
ナツの顔を見る。

ナツ
「み、見るなぁ・・・い、今見たらっ」

グレイ
「ハッ。可愛いじゃねぇかよ。・・・ナツ」

ナツ
「っ・・・・・・グ、レイ」

俺はナツの唇を奪う。
自分もそのパターンに流された。
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