gift

□bathtime!?
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「芥川君」

「・・・」

芥川は私の言うことに一切耳を傾けようとせず、ただ黙々と身を守るように布団にくるまっている。

「お風呂」

先程から風呂に入れと言っているんだが、一向に布団から出てこない

「ほらーでておいでー
あっこんな所に美味しそうな無花果が!」

「・・・もので僕はつられませんよ」

布団の端から羅生門が殺意むき出しで顔を出している。効かないって分かってるだろうに。可愛いいな。でも今日入れないと明日からまた仕事が続くのでどうしても入れておきたい。

「何?私に洗って欲しいの?」

「そんなわけ無いでしょ」

「早くしないと私が無理やり脱がして無理やり洗うよ」

「・・・」

羅生門を解き、カタツムリの様に布団から顔を出す。

「・・・今日だけですから」

……

基地内には何故か大浴場がある。
しかし殆どの者は使っておらず、いつしか幹部専用となっていた。

彼は油断して目を離すと1分もかからずに風呂から出てきてしまう。

「・・・ブクブクブク」

湯船に浸かりながらあぶくを立てる。私が一緒に入っても危機感を感じずにいるんだからある意味おかしいのかもしれない。

「芥川くん、お風呂には体洗ってからはいろーね?」

バシャッと音を立て風呂から上がり、椅子に座る。風呂が無駄に広くて本当に良かった。
シャンプーを手に取りわしゃわしゃと芥川くんの髪を洗う。

「太宰さん」

「何?」

「僕の髪で遊ばないでください」

決してサ○エさんヘアーにしようとか思ってなかったし!
渋々髪を洗い流し、今度はボディーソープの容器を手に取り、芥川の背中に垂らした。

「ひっ・・・」

びくりと身体を反応させ、背中が仰け反る。

「あ、ごめーんタオル忘れちゃった」

自分の手にもボディーソープを付け、芥川の体に触れる。

「っ・・・!」

ぬるぬると手を動かし、背中を往復させていると、それに反応して体を震わせる。

「どうしたんだい? 芥川君」

「・・・」

今にも飛びかかりそうなくらい睨みつけているが、前へと手を伸ばした途端。表情を変えた。

「だ、ざいさんっ・・・!」

「んー?」

胸の突起に触れると甘い声を漏らす。

「おかしいなぁ、私はただ体を洗っているだけなんだけれど」

「ぁっ・・・態とでしょう・・・!」

「えー何のことー?」

耳に舌を這わせると声は一層大きくなる。

「ぁあっ・・・太宰さんっ・・やだぁっ・」

顔を真っ赤にして訴えてるが、誘っているようにしか見えない。

「んぅっ・・・!ぁっ」

「声我慢しなくていいんだよー?」

「ひぁあっ!」

耳を甘噛みするとまた声が漏れる。突起にと同時に責め立てると芥川のそれから愛液が溢れ出てくる。

「身体は正直だねー、芥川くん?」

ガラッ

「!?」

突然開かれた扉に目をやると、中也が立っていた。

「ち、中也!? 今は私が使う時間じゃ・・・」

「偶々被ったんだよ、それに、今使っちゃ駄目なんて決まりねェだろ?」

「それはそうだけど・・・」

芥川は恥ずかしさでまた顔を赤くする。

……

太宰さんは若干取り乱しながらも、行為を再開する。中原さんの視線もあってなのか、自分でもすごく感じてるのがわかる。

「あれー?芥川くん、中也に見られて感じちゃった?」

「ちがっ! ひぁっ・・・」

「・・・」

じっと行為を見つめる中原さん。
するとおもむろに立ち上がり、僕の頭にいつ入れたのか、桶に入った水をぶっかけた。

「つめたっ・・・!」

ソープの泡は流れたが、滑りは取れるどころか増している。どうやら水ではなくローションだったらしい。

「あーそれ後から使おうと思ったのに」

「いーだろ別に」

そう言うと僕の足元に座り、いきなり自身を口に含んだ。
ねっとりと舌が絡みつき、新しい快感に襲われる。

「ぁあっ中原、さん・・・!」

口で愛撫をしながら、器用に下に指を入れ、慣らしていく。

「中也ずるい!」

「ひぃっ・・・! 」

胸の突起を摘み、グリグリと弄る。

「んっ芥川っ、あんな自殺オタクなんかやめて俺にしろよっ」

指を3本に増やし、掻き乱していく中原さんに対抗するように、太宰さんの愛撫も激しさを増す。

「ぁあっ! 二人ともっ・・・! そんなにしたらぁっ!」

「ぁっぁああっ!」

腹に自分の出した液体が中原さんの口内に注がれる。ごくりと全て飲み干し、今出したにもかかわらず、二人は行為を辞めようとしない。

「芥川、もう入れるからな」

「んぁあっ!?」

返事を言う前に秘部へと一気に入れられたそれに身悶える。

「きっつ・・・!」

「な、勝手に!」

「あっ・・・! はぁっ・・・んんぅっ・・」

質量は増し、突き上げられるそれに生理的に声が漏れる。

「芥川っ、もっと力ぬけよ・・・」

「そ、んなっ・・・むり、です・・・!」

それでも構わず出し入れする。
太宰さんはというと、口に舌を絡め、胸を愛撫し続ける。またあの感覚が押し寄せ、体が震える。

「ぁあっまたっ・・・いくっ!」

「んっ!」

白濁とした液が腹にかかり、中にも出される。

「はぁっ・・・はぁっ・・・」

「中也、交代だよ」

休む間もなく今度は太宰さんが中に入れる。

「ぁあっ! イったばかりなのにっ・・・!」

中原さんは僕の頭を掴み、無理やり口に中原さんのモノをいれる。

「ふぐっ!? んぐっ・・・んん!」

「あんまり乱暴にしないでよ!」

「いいじゃねぇか、芥川も喜んでるぜ、それに太宰。手前のもんじゃねェだろ?」

苦しくて仕方ないのに、気持ち良くて体が反応してしまう。

「んんぅっ・・・ふぅっ!」

「ぁあっ、すごくいいっ」

いいところにピンポイントに当たり、腰が砕ける。

「んっ! ぁっ・・・」

口内と中を同時に犯され、意識が飛びそうになる。

「芥川っだすからねっ」

「ふぁっ! んっ・・・! んんぅっ!」

また同時に出した。太宰さんが自身を抜くと、ぐぷっと音がして、締まらない穴から液が溢れ出てくる。

「ぁっ、あぁぁあっ!」

それから、二人に立てなくなるほど何度もイかされ、犯され、蹂躙され尽くし、身体中が白濁とした液でいっぱいとなっていた。

「なんか、」

「レイプしたみたいだね・・・」

「やばっ、またたった」

「私も」

そう言って二人はニヤリと笑う。

隠者は、愚者と暴者に堕とされる。
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