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□彼氏と触手と時々・・・
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俺は今、兎角混乱していた。
「なぁ、太宰・・・」
「んー?」
「これ、何だよ」
テーブルの上で蠢く謎の生物。
意思を持っているように先程からぺたぺたと俺の手に触れてくる。うなぎの様にぬるぬるとしていて気持ちが悪い。
「あー、それ。梶井君がくれたんだよね。何か実験してたら出来たって」
そう言って、生物の元へ近づき、唾液を垂らした。なんかエロいな。
「水じゃなくって人間の体液が好物なんだって」
喜ぶように動きが激しくなる。
「気持ちわりぃ・・・」
「あー駄目だよそんなこと言っちゃ」
「うわぁっ?!」
俺の言ったことに怒ったように俺に飛びつき、うねうねと体を徘徊していく。
「あーあー、怒らせちゃったー」
体と同じ桃色の液体を出したかと思うと、見る見るうちに服が溶けだした。
「!? 服がっ・・・!
だ、太宰見てねぇで助けろよ!」
「えー? 悪いこと言ったのは中也でしょぉ? 私しーらない」
気持ち悪いくらいのぶりっ子声でそっぽを向く太宰。可愛くねえよ
「だざっ・・・んぅっ! ふっ?!」
触手は体を這って上にくると口を無理矢理こじ開け中へはいって来た。噛みちぎろうとするが口に力が入らない。触手から出てくる練乳の様に白く、甘い味がする。
「あ、そのこの体液催淫効果があるんだって」
「んぅっっ!? んっ!んー!」
巫山戯んな! そう言ってやりたいとこだが、口の中で蠢く触手に阻まれる。
なんだか顔が火照ってきた。
触手は口の中で膨張し、口から離れると三つに分裂した。
「はぁっ・・・ひぁあっ!」
触手は両胸の先端に吸い付いてくる。半透明な触手の中は体液の所為で興奮しているのが露になり、あと二つの触手は太ももを徘徊しながら服を溶かしていく。
「ぁっ! す、うなぁっ・・・!」
「うわぁ中也エロっ
思いっきりたってんじゃん」
「ち、ちがっあぁっ!?」
触手が俺の物ににゅるにゅると絡みつく。
「そこっ! だめっあっ!」
こちらの先もすっぽりと覆い、搾り取らんとばかりに吸い出す。
「中也、可愛いっ」
今まで見ていた太宰も我慢の限界だったようで俺の口にかぶりつく。
「ぅんっ・・・! むぅっ・・・」
「んっ、ふぁっ・・・んぁっ!?」
太宰とのキスで緩んだ所を触手は見逃さなかったようですかさず秘部へと滑り込む。
「あぁっ!やだっ なかにっ・・・!」
気持ちよくさせる方法は知っているらしく中の愛液でどんどん触手が膨らんでいく。
「ひぁあっ! 太宰っこれぇっどうにかしてっ」
「ちょっと・・・私も無理っ」
太宰にも触手は絡みつき太宰のそれに吸い付いていた。
「ぁああっ! はげしぃっ・・・!」
中を犯している触手とは別に同じくらいの大きさの触手が秘部ににゅるにゅると近づいてくる。
「ぁっ・・・! うそっ・・・むりっ入らな」
無理矢理捩じ込むようにそれも入ってきた。
「ぁあああっ!? やぁあっだめっあっだざいっ! 」
「あっだめだよっ・・・そんなっ激しくしたらっ」
太宰は勝手に楽しんでるし・・・
「これっ凄いっ」
太宰の中にも入っていく。こんなによがってる太宰、見たことない。
「ぁあっ!もっとしてぇっ?」
・・・自身に吸い付いた触手を抜き、太宰を押し倒す。
「ぁっちゅ、ちゅうやぁっ?」
「はぁっ・・・んぅっ何っ一人で楽しんでんだよっ」
太宰の触手が入っている中に無理矢理突っ込む。
「なにっ!? ちゅうやっ急に・・! ぁっ・・・やぁっ」
「偶にはいいだろ?」
久々に俺のドS心が燻られ、中を無造作に突いていく。
「ぁあっちゅうやぁっ・・・そこっ」
あれ?太宰ってこんなに可愛かったっけ?
「んぅっ・・・はぁっぁっ 」
「ひぁあっ・・・んぅっ!」
「太宰っだすからっ」
「ぁあああっ!」
吐き出したと同時に触手が白濁へと群がる。
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
「疲れた・・・」
太宰は毎回こんなことしてたのか。
「ねぇ? ちゅうや?」
シーツにくるまった太宰が訪ねる。
「あ?」
「偶にでいいから・・・
ちゅうやが上になって?」
「・・・」
何も言わず、返事をする様に頭を撫でた。
「ふふっ」
触手をその辺にあった瓶に無理矢理詰め込んだ。
「ねぇ? もっかいしよ?」
「・・・はぁ」
彼氏兼彼女になった太宰は、
一段と綺麗に見えた。