Black, Kind, Memories
□第2章
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午前の練習が終わり、昼食をとるために別荘に戻った。
天馬「あー今日も瑠衣先輩のメニューきつかったぁー…」
『午後も厳しいからね?』
別荘に入ると同時に、玄関フロアに倒れこむ天馬くん。
そこに、後ろから声が聞こえてきた。
黒子「今日も疲れましたね」
リコ「午後はもーっと厳しくするわよ!」
小金井「うわぁ…」
『あの…』
小金井「ん?」
あたしは小金井さんの足元を指差した。
『天馬くん、踏んでます』
天馬「うぅう…」
小金井「うおっ!?ごめん松風!」
天馬「だ…大丈夫です…」
『大丈夫ですよ!天馬くん頑丈なんで!!』
天馬「先輩…ひどい…」
拓人「瑠衣は天然でもあるからな…」
その後、別荘の中の食堂で昼食を食べた。
改めてみんなで自己紹介しあって、仲良くなれたかな?
日向「お、このカレーうまいな」
三国「鬼道コーチ、これ誰が作ったんですか?」
鬼道「あぁ、瑠衣と瑠衣の姉さんが作った」
小金井「えっ……」
火神「か…監督が…って…」
『だ、大丈夫です!あたしも一緒に作ったんで!!』
リコ「何よみんなしてー!あたしだって瑠衣にちゃんと教えてもらえばできるのよ!?」
土田「ビタミン剤とかいれなくてよかった…」
速水「ビタミン剤!?」
浜野「ちゅーかそれどういうことですか!?」
黒子「監督、ちょっと前にカレー作ったとき、トッピングとしてビタミン剤とか粉末とかかけた後にカレーよそったんです」
小金井「苦くてなぜか酸味があって…」
リコ「もー!みんな言いすぎよ!」
日向「それを打ち消す愛唯の料理って…」
どうやら仲良くなれたらしい。よかった…。
その後、それぞれの午後の練習へ向かった。
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