Black, Kind, Memories
□第2章
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あたしとお姉ちゃんがカレーをにらめっこしていると、マネージャー3人がやってきた。
葵「すみません、遅れちゃって…」
『3人とも!おかえり!』
3人は練習の片づけをしてくれていて、少し遅れたのだ。
『ありがとね!』
水鳥「いいんだよ!で、どうしたんだ?」
『いやぁ…ちょっとね…』
そこで、あったことを話した。
葵「そうだったんですか…」
リコ「ホントにごめんなさい…」
『これからなんとかするから大丈夫!…それで、どうしよ3かなって思ってたんだけど…』
カレーは栄養ドリンクが入っていて…
食材はあんまりなくて…
たっぷりあるのはご飯…
『よし、チャーハンにしよう』
あたしの言葉に、4人は目を見開く。
水鳥「決定早!」
葵「瑠衣先輩流石です!」
その後、お姉ちゃんに急ピッチでチャーハンの作り方を教え、みんなでチャーハンを作った。
軽く女子会みたいで楽しかった!
『お姉ちゃん、今度は何もいれないでね?』
冗談でそう言うと、お姉ちゃんは笑顔を見せた。
リコ「もう!今度は大丈夫よ!」
お姉ちゃんが元気になったみたいでよかった。
『…よし!』
女子5人でかんせーい!と叫び、ハイタッチを交わす。
日向「盛り上がってるなー」
マサキ「めっちゃおいしそうな匂いしてますね!」
浜野「よっしゃ食うぞ!」
小金井「腹減ったー!」
ぞろぞろとみんなが入ってきて、チャーハンをつまみ食いし始める。
リコ「みんな席に座って食べなさいよー!」
お姉ちゃんの一言でみんな席に座り、いただきまーす、と言って食べ始めた。
伊月「うぉっ、うまい!」
『あ、それあたしが作りました!』
伊月「ホントか!?すごいうまい!」
伊月先輩は、あたしの頭をくしゃっと撫でた。
『へへ…』
思わず照れ笑いをした。
葵「男子の念がすごいですね…」
茜「瑠衣ちゃんモテモテ!」
その後、茜ちゃんから、伊月先輩に頭を撫でられている写真をもらいました。
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