Black, Kind, Memories
□第2章
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翌日。
南沢先輩とか全国大会で闘ったことのある人たちがやって来た。
南沢「よぉ、瑠衣。俺の彼女」
『…え?』
雷門サッカー部のみんなのえええ、という声が響いた。
『…あれ?あたしの彼氏って南沢さんだっけ??』
南沢以外「「「「「違うぞ!!瑠衣/さん/先輩の彼氏は俺/僕だ/です!!!」」」」」←
―話は1日ほど前にさかのぼります―
南沢「あー瑠衣ー…俺の彼女ー…(←違う)…雷門は合宿行くって倉間が言ってたな…」
南沢さんは、雷門が今までホーリーロードで闘った学校のメンバーに電話し、会いに行ってみることにしたらしい。
南沢「もしもし雪村?…かくしかじかなんだけどさー、行く?」
雪村「はい!行きます!瑠衣に会います!!!」
太陽「はい、瑠衣さんに会います!!」
佐田「瑠衣!?太陽、俺も行く!!」
雛乃「瑠衣さんですか…私も行かせてください、ぜひ」
喜多「はい!俺も行きます!!」
隼総「俺も行く(瑠衣♪)」
星降「僕も行きます(瑠衣さん…!!)」
西野空「僕も行く(瑠衣…!!)」
磯崎「おぉ瑠衣!!今回こそ剣城との瑠衣の彼氏がどっちかケリをつける!!」
夜桜「瑠衣っ♪ヒャッハーーーー!!!」
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『そんなことがあったんですか…』
そう言いつつ、南沢さんが連れてきたメンバーを見る。
改めてみるとすごいメンツだなぁ…強そう………あ、そうだ!!!
『試合しませんかっ!?』
あたしがそう言うと、雷門メンバーも南沢さんと来たメンバーも目を見開いた。
「「「!?!??」」」
そして、円堂監督は笑顔で同調した。
円堂「おっ、いいな!!」
今度は、円堂監督とあたし以外のメンバーの声が重なった。
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