”世界の歌姫”、烏合の衆に身を隠す。
□最終話
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拝啓、お母さん様
私が最近入った男子バレーボール部には、少し前まで大切な人がいたらしいんです。
いた、というのは、その人は今は所属していないからで。
亡くなったとかではなく、事情があって辞めてしまったようです。
その人のことを話すみんなは、とても笑顔で、懐かしむような表情で。
どんなひとなんだろうなぁ。
私も会ってみたいと、思いました。
「…ふぅ…」
「やっちゃん! ちょっと手伝ってくれ!」
「はーい! 今行きます!」
【ある新米マネージャーの想像】
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