黒猫の本棚、長い道のり
□足跡15つ目、恋泥棒-本編-
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「私この人と結婚するの」
「そーなの?」
「もうあんな事もこんな事もしちゃってるんです
だから私のことは諦めて」
銀時に腕をからめながら、スラスラと嘘を並べるお妙
「あ…あんな事もこんな事もそんな事もだとォォォォォ!!」
「いや、そんな事はしてないですよ」
『ぎっ銀ちゃんいつのまに…?!』
「いや、舞さん?」
新八や神楽でさえ嘘だと分かっているのに、未だに分かっていない舞
「いやっ!!いいんだお妙さん!!」
ブンブンと頭をふり、胸にてを当てる近藤
「君がどんな人生を歩んでいようと、俺はありのままの君を受けとめるよ…
君がケツ毛ごと俺を愛してくれたように」
「愛してねーよ」
お妙の否定も虚しく、近藤は勝手に話を進める
「オイ、白髪!!お前がお妙さんの許嫁だろーと関係ない!!
お前なんかより、俺の方がお妙さんを愛してる!!」
「誰が白髪だゴリラ」
「決闘しろ!!お妙さんをかけて!!」
「…は?」