〜黒子のバスケ〜

□〜合宿へ行こう〜
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ダムダムとボールが床を強く弾く音


複数のバッシュが強く床を蹴る音




あぁ、どれも私の大好きな音だ








8月上旬、私たち海常高校のレギュラー陣は京都にある洛山高校と合同合宿を行っていた


目的はお互いのスキルを高めあい、刺激しあう為だと監督が言っていた




始発の新幹線に乗り込んだ私たちは京都駅で洛山高校の方が手配して下さったマイクロバスで合宿所まで向かう











「本当に私まで参加して良かったんでしょうか・・・」


「何言ってるんっスかぁ!鈴那っちが居てくれるのと居てくれないのとじゃ全然違うっスよ!!」


「そうだよ、茶川が来てくれて俺たちも助かる」





なぁ、笠松?と小堀先輩は隣に座っていたキャプテンに同意を求める様に話を振ると


「お、おぉ・・・」



と少し顔を赤らめながらも返事を返す






「・・・?キャプテン、顔が赤いですけど・・・もしかして具合あまり良くないですか?」


「ち、ちげぇよ大丈夫だ」


「そうですか?」







部員の人たちのコンディションを知っておくのもマネージャーとして大事な役目だから体調が余り良くないときは見落としたくない




どの高校にもこんなマネージャーは居ないと思って貰えるようなマネージャーで居たいから





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