〜黒子のバスケ〜

□〜合宿へ行こう2〜
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「うわぁ、清水寺ってこんなに坂道上るんっすね・・・」


「山の上に建てた寺だからな。まだまだ登るんじゃないか?」



清水寺へ続く坂を見上げながら黄瀬君は驚いた声を上げ、小堀先輩が声を掛ける



私も何度か訪れた事は有るけれど相変わらずの人の多さと斜面のキツさに圧倒されてしまう



けれど立ち止まる訳にも行かないので歩く事に・・・




「大丈夫か、鈴那。キツイならおんぶでも・・・」


「いっいいえ!大丈夫です!って言うよりそんな事をして貰う訳には行きません!!」


「何言ってやがるんだ森山ぁっ!!」



私の隣を歩く森山先輩の背中を笠松先輩がグーパンで殴り、崩れ落ちる森山先輩・・・




良かった、みんないつも通りだ・・・



いつもの光景に私はホッと胸を撫で下ろした







くすくすと笑う私の後ろから征十郎くんに声を掛けられた



「良かった、元気になって」


「征十郎くん・・・。ありがとう、陽真兄さんに連絡入れてくれて」


「いや、大した事はしていない。むしろお節介だったか?」


「ううん、そんな事無い」



なら良かった、とほほ笑む征十郎くん
 

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