イケメン幕末

□誰にでもスキだらけ
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「ああ、姫さん。こんにちは」


彼女の手にはお弁当が握られていた。中々食べに来ない俺のためにわざわざ作って持って来てくれたらしい。
ふと今日の中身は何かと、考えていれば彼女はその視線に気づいたようでお弁当を目の前に差し出して来た。


「これ、お弁当です」

「見ればわかりますよ?」

「あ、ですよね」


すみません、と、彼女は言いながらお弁当を引っ込めた。




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