イケメン幕末
□誰にでもスキだらけ
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部屋に戻ると、彼女はいなかった。代わりに、お弁当だけが置いてあった。きっと用事でも出来たのだろう。
彼女が何も言わずに立ち去るのは珍しいな、とは思ったけれど。お弁当に手をかけようとしたとき
「あ…沖田さん、戻られていたんですね」
「姫さんこそ、もう帰ったのかと思いました」
「すみません、斎藤さんと話していて…」
斎藤さん、そう言った彼女の顔はとても嬉しそうで
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