テニスの王子様
□みんなDE恋のお手伝い!
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天気の良い昼休み。
俺達立海テニス部レギュラー陣は、いつものごとく屋上で昼食を摂っていた。
「暇だな〜。なんか面白い話でもしろぃ、ジャッカル。」
「俺かよ!?」
「最近は平和そのものっスからね〜。」
「平和なのは良いことでしょう。」
「参謀、何か面白い情報とかは入っとらんのかのぅ。」
「ひとえに面白いと言っても、人それぞれで感じ方が違うからな。ない・・・と言っておこう。」
全国大会も終わり、皆気が抜けている。
全くたるんどる。
今日からまた全国大会前のメニューに戻そうか・・・と考えたときだった。
「あぁ、一つ思い出したよ。」
「何がっスか?部長。」
幸村の一言に、全員の視線が集まった。
「面白い話だよ。」
「へぇ〜、聞かせてくれよ幸村くん!」
「幸村から面白い話って・・・マジかよ!」
「俺も知りたいっス!」
「ふむ・・・興味がありますねぇ。」
「まさか神の子から面白い話が聞けるとはのぅ。」
「データに書き加えておくとしよう。」
全く幸村までも・・・。
全国大会準優勝という結果に満足してないのではないのか?
そんなことを話す前に、青学に勝つ術を話し合うべきであろう。